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https://w.atwiki.jp/bayonetta/pages/12.html
wiki管理情報 設定変更など1週間程度かかります。 wikiに関する要望苦情等はこちらに テスト - 名無しさん 2009-08-12 22 22 01 え、なんでデザイン戻したのん? - 名無しさん 2009-09-03 23 25 26 管理人いるのかな、ここ? 各ページの整理やらデザイン見直しやらそろそろやっておいた方がいいと思うけど。貼られた画像の上げ直しとかさ - 名無しさん 2009-10-12 23 25 37 消さんでいいからな。勝手な理由の丸パクリwiki許す前例作っちまったら何でもアリになっちまうぜ? - 名無しさん 2009-10-16 11 15 59 反発が若干あったので、自分の方を消し。もうちょっと早い反応が欲しかったよん; 頑張ってくれ - 名無しさん 2009-10-17 04 30 59 ついでに気になってた所を節介、公式などの外部から画像を引っ張るのは止めた方がいい - 名無しさん 2009-10-17 04 42 07 反応遅くてすいませんです。まあ、管理人居なくても良いのがWikiのキモだとも思います、と言い訳。 - 名無しさん 2009-10-17 17 24 10 やっぱりまずいですかね 外部URL。ファイルにしてみました。 - 名無しさん 2009-10-17 17 24 43 各ページ最下部に出るウィキ関連単語を消しませんか?「こだわり設定」の「関連語句の表示設定」で切り替えられます - 名無しさん 2009-11-01 14 26 20 設定変更しました。助かります。 - 名無しさん 2009-11-01 15 53 30 用語集作って欲しいです - 名無しさん 2009-11-02 23 45 23 管理人の人、管理モードから荒らしのIPをBANとか、@wikiとプロバイダに通報頼む - 名無しさん 2010-01-22 01 14 59 IPアドレスが抜けないようで、BANできてません。方法を探しています。 - 名無しさん 2010-01-23 00 16 08 海外からの編集規制設定→逆引きできないホストからの投稿を禁止する(国内判定を含む) (α版)という設定はどうですか - 名無しさん 2010-01-23 00 46 58 ONにしてみました。効果があると良いんですが。 - 名無しさん 2010-01-23 01 21 21 管理画面の「基本設定」「非ログインユーザは編集履歴にIP表示」で「管理人にだけ表示」にすればログイン時に各ページの編集履歴から見れる。多分設定後に編集した分だけだろうけど、次やればわかるよありがとうございます。他の方のIPは出るんですけどねえ。荒らしのIPが表示されないのはログインユーザだからでしょうか?そんな事はないと思いたいです。 - 名無しさん 2010-01-23 10 38 28 firefox3.6で、ここのwikiのtopを表示するとクラッシュしますよ。 - 名無しさん 2010-01-28 13 30 58 標準インストール直後の状態で確認しましたが問題なく表示されました。今のところ再現できてません。 - 名無しさん 2010-01-28 21 52 37 WiiU版での操作方法がわかったからこっちに載せたいんだが、ダメかな? - 名無しさん 2014-09-06 14 00 31 名前 全てをみる
https://w.atwiki.jp/bmrog/pages/382.html
(Su06_Als) 「アルスリーデ・クラルヴァイン。クレスフレウの騎士だ」 (Su06_Als) 「人馬族の出身だが、今は帝国に帰順した身だ」 (Su06_Als) 「先ごろもどうにか討伐任務をこなしたがメイデンには厄介な任ばかりが回ってくるようだ」 (Su06_Als) 「ともあれ、この身がまだ士分に相応しいかは働きで示す」 (Su06_Als) こんなところで。 (SuGM) (SuGM) (SuGM) HCランドリューフ戦記「グリフォンの競売競技場」それでは、はじまります。 (SuGM) (SuGM) (SuGM) 前回の怪馬団討伐から、随分日も浅く、数日の後に、再びアリーは上司に郊外支部へ呼び出されていた。 (SuGM) 来てみると、他にも幾人かのメイデン隊員が別々に任務の説明を受けている様子で・・・そして、アリーが案内された場所には、怪馬団との戦いを共にした、あのグリプス=アドラスティア少年が同席していた。 (SuGM) (グリプス・アドラスティア少年については、前作「ホース・ハンティング」(http //www31.atwiki.jp/bmrog/pages/373.html)を参照。) (Su06_Als) 【アリー】「アルスリーデ・クラルヴァイン、出頭しました」新調する間もないため簡素な甲冑と盾、兜に身を包んで天幕に入る (SuGM) 【リップ】「こんにちわ、アリーさん。」先に着ていたリップが、一礼して出迎える。若いためか意外とタフらしく、前回の戦いで殴られ蹴られ吹っ飛ばされた怪我の後遺症は感じさせない所作だ。 (SuGM) 【フェルメール上司】「うむ。」と、上司はそれに頷くと「まずは、これを見て欲しい」と、何かを取り出して机の上に置いた。 (Su06_Als) 【アリー】「グリプスか。もういいのか」目を向けると上司の説明に傾聴する (SuGM) 【リップ】「はい、大丈夫です・・・これでも、男ですから。」こくっと頷くと、リップも上司の話を聞く。 (SuGM) 上司が取り出したのは、生物標本を入れるガラスの小瓶だ。 (SuGM) 中には、薬液につけられた・・・獣の生皮のようなものが入っている。 (Su06_Als) 【アリー】「これは?」 (SuGM) 【上司】「君たちが打倒した怪馬団を率いていたバイコーンの死体の一部。腹側、位置的に言えば心臓の真下に位置する部位の皮膚標本だ。・・・死体を回収し瘴気汚染について調査した結果、分かったことが在る。ここを見てくれ」 (SuGM) そういって上司の指が指した、なるほど見れば確かに、あの日君を穢した、バイコーンと同じ毛色のそれには・・・ (Su06_Als) 【アリー】「あれの・・」人間の戯画のように歪みきった魔獣の記憶にうんざりした様子をサレットの下で眉をひそめながら (SuGM) 焼印が押されていた。腹下から心臓目掛けて突き上げたような位置に・・・翼と嘴を持ち、しかし肉食四足獣の体躯を持った魔獣を簡素に象った紋章の。 (Su06_Als) 【アリー】「烙印?ということはあれは野生のものではなく・・」飼われた上でなんらかの処置を施された?と見て取って (SuGM) 【上司】「その通り。バイコーンが完全に野生のソレであったら、無論こんな焼印などあろう筈も無い。加えて、この焼印そのものから、現在は無害化したが、高濃度の瘴気が検出された。つまり・・・」 (SuGM) 【リップ】「誰かが、バイコーンを瘴気で汚染して、「怪馬団」を『させていた』、ことになります。」事前に上司から説明を受けていたのか、リップも話を補う。 (Su06_Als) 【アリー】「瘴気を人為的に注入する手段がある?」確かに魔法はその手段の一つではあるけれど、とはいえそんな手段は見当もつかない (Su06_Als) 【アリー】「汚染だけならともかく、あれに言うことを聞かせるとなると、人為的、かは怪しくなりますね」怪物を力によらず従えるとなるとそれこそまさに魔族か魔術師の業だと (SuGM) 【上司】「恐らく、より上位の魔族か瘴気に汚染された存在の仕業だろう。」理論上は、メイデンが敗北した時に刻まれる「刻印」と似たようなものだと思って欲しい。 (Su06_Als) 【アリー】「なるほど。つまりその背景を突き止めろ、と」 (SuGM) 【上司】「その通りだが・・・在る程度の目処はついている。怪馬団が奪った金銀、馬匹、女性などを、あれからわれわれは回収していたのだが・・・そのうちのかなりの部分を、怪馬団壊滅を即座に知ったかのように、掻っ攫っていった別の犯罪組織が在る。」 (Su06_Als) 【アリー】「そちらを当たれということですか」確かに馬どもがあんなものを手に入れてもまさに馬の耳に念仏だな、と得心して (SuGM) 【上司】「『終着都市エンディア』に根を張る人身売買組織の一つ、「ネメシス」・・・犯罪者が義憤の女神の名を借りるなど、おこがましいにもホドが在るが・・・動きの連動性からするに、怪馬団の後ろにいた連中はこいつらだ。となれば、バイコーンに焼印を刻んだ魔族も、そこに居るはず。」 (SuGM) おこがましい、という言葉に、リップも強く同意して頷く。 (Su06_Als) 【アリー】「エンディア・・話には聞いたことはありますが。」そこの組織を追うとなると確かに一仕事だな、と思いつつ (SuGM) 【上司】「ああ、エンディアはクレスフレウとムスペルヘイムの国境という地勢を悪用した無法地帯、犯罪の巣窟。故に今回は、潜入工作という形を取り、君たち以外のメイデンや騎士にも、別々に潜入を行ってもらう。」 (Su06_Als) 【アリー】「潜入ですか・・」確かに傭兵なりに成りすますのはともかく、とは思いながら。 (Su06_Als) (メイデンにそういったことに長けたものがいればいいが)自身もさほど得手でないことを省みながら (SuGM) そう思ったアリーだった。だが、そう思ったことを見抜いたのか、上司はすまなそうな口調で告げ、リップは赤面して俯いた。 (Su06_Als) 【アリー】「承りました。目的は組織の調査、でよろしいのですね」どこまで調べられるかはともかくやるしかないな、と頷く (SuGM) 【上司】「潜入経路、手法は、それぞれ別だが・・・すまないがアリー君たちには、その種族的特性と状況を反映し、怪馬団被害者が脱走したものの別の犯罪者に捕まり、改めて「ネメシス」に売られることになった・・・というカヴァー(偽装経歴)で潜入してもらう。」 (Su06_Als) 【アリー】「なるほど。そのほうが自然ですね」下手な演技もしなくて済む、とある意味で楽になったと考えて (SuGM) 【リップ】「そ、その。流石にソレはアリーさんが恥ずかしいと思うと、僕は進言したんですが・・・」と、アリーは恐縮するんだけどね。 (Su06_Als) 【アリー】「ただ、その場合売人の役は誰が努めるのでしょう」 (Su06_Als) 【アリー】「どうせ馬鎧がなければ年中裸で過ごしているようなものだ」なぜグリプスが恥らうのか、と首をかしげて (SuGM) 【リップ】「・・・」そういう問題じゃ、と思うんだけど、年中裸、とか言われると改めて意識してしまって赤面。 (SuGM) 【上司】「近いうちに、連中が大規模な人身売買のオークションを開くというのでな。それに、自前の武力を在る程度持っているので、傭兵では精精外回りの警備としてしか入れまい、という理由があって・・・だ。売人については・・・」 (SuGM) そして、上司は、何故この潜入形態をとるのかについて説明をした後・・・ (SuGM) リップに視線を向けた。つぐんだ言葉を補うように。 (Su06_Als) 【アリー】「グリプスが、売人、ですか?」じっと彼を兜の下から見つめると。(・・どこからどう見ても馬丁見習いがいいところだな) (SuGM) 【リップ】「む、難しいことだと、思うのですが、命令というのであれば、努力は、します。」リップが先ほどから困っていたのは、これを聞かされていたからなのだろう。 (Su06_Als) もともと先行き不安な任に更なる暗雲が立ち込めたのを感じつつ「まあ、よろしく、頼む」 (SuGM) 【上司】「カヴァーとしては、不良貴族のドラ息子が狩りに出て、捕まえた奴隷を見せびらかしがてらオークションに参加、という筋立てだ。これなら、外見上の不審は在る程度払拭できる。」 (SuGM) 【上司】「・・・だが、こうして彼を作戦に同行させるのには、理由が在るのだ。」 (Su06_Als) 【アリー】「わかった。まあ馬の扱いなら馴れたものだろう」手荒く頼もう、と応じながら (Su06_Als) 【アリー】「それは?」 (SuGM) 【上司】「前提として、彼の部隊は未だ再編成中でありその間我がフェルメールの預かりとなっていること。一つは、彼がいればアリー君が体型的に出来ない場所への潜入などの工作が可能であるということ。」 (SuGM) 【上司】「二つ目は、前回の戦いを見事成し遂げたチームワークへの期待。三つ目は・・・」 (SuGM) 【リップ】「三つ目は、僕から話します。その・・・この、「ネメシス」という組織が使っている焼印は、僕の実家、アドラスティア家が果たしていた「役目」に関わる、他では遣われていない特別な紋のはずなんです。」 (Su06_Als) 【アリー】「なるほど。・・いずれにせよ代りはいないし探す間もない、ならば顔見知りのほうがましです」差し支えなければその役目についても聞きたいところではありますが。とは言いながら無理には聞かない (Su06_Als) 【アリー】「(素性の知れない”玄人”を雇ってはめられるほうがよほど間抜けな話だしな)」 (SuGM) 【リップ】「これは、グリフォン。獅子と鷲を併せ持つ、「王権の獣」の異名を持つ幻獣。黄金を守護してそれを狙う人間を襲い、馬を喰らい、あるいは交わってはヒポグリフを生ませる」役目に関しては、紋章の意味も含めて、リップが教えてくれます。 (Su06_Als) 今は信頼性のほうが価値がある、と頭を切り替えて耳を傾けましょう。 (SuGM) 【リップ】「アドラスティア家は代々、ニュクス山に住むグリフォンの一族から、彼らが襲う人間や主食とする馬を守る仕事をしていたんです。僕の騎馬の技も、ソコから。」 (SuGM) 【リップ】「この紋章は、グリフォンを追う時に金属鏡に刻んで光を反射させ、グリフォンに仲間が居ると存在を誤認させる、特別な魔術文様なんです、こう見えても。」 (Su06_Als) 【アリー】「それを焼印に使う?確かに妙だな」 (SuGM) 【リップ】「はい、妙な話です。何より、ニュクス山のグリフォンは、瘴気に適応出来ずに絶滅して、僕たちはその役目を終えたはずだったんです。けど、ここでこうして、グリフォンから人や馬を守るために使われた紋章を刻まれた獣が、グリフォンみたいに、それらを襲ってる・・・」 (SuGM) 【上司】「彼にも、まだ詳細は分かっていないようだが・・・元々の紋章の遣い方を知っているのは、彼くらいのもの。実際に調査した時に、そこから何かを導き出せるのも、彼くらいだろう。故に、送り込む必要が在ると判断した、というわけだ。」 (SuGM) と、上司が説明を締めくくります。 (Su06_Als) 【アリー】「他の使い道か。しかしそれを知っているとなると・・」これ以上はここで考えても仕方ないか、と説明を受けて (Su06_Als) 【アリー】「了解です、それではこれよりグリプス・アドラスティアとともに任に就きます」礼をして退出の姿勢 (SuGM) 【リップ】「グリプス・アドラスティア、同行します。」同じく、礼をして。 (SuGM) 【上司】「頼んだぞ。必要な物資や手続きに関しては、書記官に準備を頼んで在る、受け取って行くように。」と、彼も答礼して。 (SuGM) (ちなみに必要な物資としては、奴隷らしい衣装、貴族らしい衣装、エンディアでの来訪者の身分証明である「紅蓮の腕輪」、主持ち奴隷であることを示すマークの入った装飾品、などですね) (SuGM) オープニング・「その名は『ネメシス』」 (SuGM) 終了 (SuGM) (SuGM) (SuGM) 【GMからのメッセージ】 (SuGM) ちなみにグリプスは、 (SuGM) NPC騎士・グリプス=アドラスティアLv2 (SuGM) 【体力】05【運動力】04【知力】02【魔力】01 (SuGM) 【HP】33【MP】03【IV】06【攻】3【防】01 (SuGM) 2d6+4 単体/なし/無/消費0 (SuGM) 特技《タフネス》《スピードスター》《アタッカー》《アーマー》(いずれも能力値に反映済み) (SuGM) と、前回「ホースハンティング」より、少し成長しています。 (Su06_Als) 扱いは前と同じですね、了解 (SuGM) 扱いとしては、前回と同じですので、どうぞよろしく。アクトの使用宣言先行や描写の遅延なども、前回と同じレギュレーションと認識ください。 (SuGM) はい、そのとおりです>了解 (SuGM) では。 (SuGM) (SuGM) (SuGM) ・ミドル「潜入行」 (SuGM) 終着都市エンディア。それは、欲望を追い求め続けた人間が最後に辿り付く都市だ、とも、堕ちるところまで堕ちた人間が最後に辿り付くところだ、とも言われる、背徳と堕落の行き止まり。 (SuGM) 亡国の貴種から敗残のメイデンまでをも含む性奴隷の売買でにぎわう、色欲の都。通りごとに、肌の色も様々な、女たちの泣き声と喘ぎ声が木霊する。 (SuGM) 【リップ】「あそこが、「ネメシス」のコロッセオだ。そら、とっととついてこい。」快活な口調を無理に高圧的にして、背徳的な貴族に見えるよう華美だがセクシャルな胸元を開いたドレスシャツに派手な上着を袖を通さずに引っ掛けた出で立ちで、リップが先行する。 (SuGM) 内心すまなさと恥じらいを押し殺しているのだろうが、心配したよりずっと演技は様になっている。 (SuGM) 対してアリーの装束はと言うと・・・これは、装束と言っていいものなのか、という有様だ。 (Su06_Als) 【アリー】「・・ああ」髪も顔も薄汚れた様子で手綱を引かれて無愛想にその後をのろのろと歩く (SuGM) 事実上、乳首を隠すように胸元にぐるりと革帯が一周し、馬体の股間を上から見てV字型になるように、コレも皮帯をぐるぐると適当に巻いて、辛うじて「ここに突っ込むには主人の許可が居る」と示しているだけの代物。 (SuGM) 服装を用意した書記官の悪乗りが疑われる有様で、ヒズメが鳴るたび、革紐からこぼれそうに、豊かなアリーの乳房がぶるんぶるんと揺れる。 (Su06_Als) そこら中から注がれる奇異な視線を受けながらかつて同族が同じような目にあった歴史を省みて。 (Su06_Als) 【アリー】「(異種族でも女であれば価値がある、か・・たしかに亜人も多いな)」通りで上がる嬌声や悲鳴の源を≪つい見てしまう≫。でいいかな (Su06_Als) 【アリー】「(全裸でないだけましと言いたいが、隠したほうが客は喜ぶのか)」不機嫌そうな顔は逃げる機会をうかがう屈服していない奴隷のそれに見えなくもない (SuGM) 行きかう主人と奴隷・・・この町にはその二種類しかいない・・・は、この町なればこそと、「ひょう、馬にしとくにゃ、惜しい乳だぜ。」「アホだな、下半身が馬、上半身が女・・・だからこそ、いいんだぜ。半端に人だからこそ、馬をあてがわれたときのケントゥリオの屈辱の悶えってなすげえんだ。身体はぴたりと馬にあうから、尚更・・・」と、視線だけではなく遠慮会釈の無い言葉をぶつけてくる。 (SuGM) OKです>つい見てしまう (Su06_Als) 【アリー】「・・・!」思わずその声の主をにらむが、手綱を引かれてよろよろと前にのめりながら歩き出す (SuGM) 【女奴隷A】「ひあーっ、あーっ、ああーっ・・・」談笑する主人たちの傍ら、まだ嫌がりながら貫かれる元冒険者らしき引き締まった体の少女もいれば (SuGM) 【女奴隷B】「可哀想ね、あの子。まだ、喜びを知らないんだわ。ああっ、ふう・・・これから、あの睨むようなが白目になるほど、滅茶苦茶に嬲られるのね・・・」と、アリーをみて淫猥な想像を巡らす、貴族だったらしき柔らかな体つきの大人の女の奴隷もいて。 (SuGM) 【リップ】「もう、じきだ。とっとと、来い!」(ごめんなさいアリーさん、けど、今は堪えて、急いでくださいっ・・・)アリーを促すように、リップが乱暴にジャランと鎖を引く・・・ (SuGM) 動き自体は乱暴に見えるが、しかし鎖にたるみを持たせて、アリーに衝撃が行かないようにしている。 (Su06_Als) 【アリー】「(あのとき倒れていれば、わたしも同じ目に逢っていた・・か)」いや、あの様子だとより趣向とやらを凝らすんだろうな、と鬱陶しい視線にあえて胸を逸らして・・「・・はい。」鎖に引かれてせかされるように歩みを速める (SuGM) これは、手綱さばきの応用だろうか、周囲の目に不自然にも見せない、ちょっとした手品のようだ。 (Su06_Als) さっさと目的地について、とは思うがその先でも同じ光景が見せられるのだろうと暗澹とした思いのまま先導に身をゆだねる (SuGM) そうこうしているうちに、くだんの「ネメシス」の所持するコロッセオへと、二人は到着した。 (SuGM) 地下都市であるエンディアとしては大きな建造物で、ここが人身売買オークションの会場兼控えの宿泊施設にもなっているようだ。 (SuGM) リップが、この都市に入るときと同じように、上司から教えられた符丁を使って、ネメシスの組織員と交渉を持ち (Su06_Als) 【アリー】「(大きいな。それだけの富が集まっているということか)」あらためて組織の全容の大きさを感じて (SuGM) 【ネメシス組織員】「では、どうぞ坊ちゃま。・・・そら、さっさと入れ!」 (SuGM) ビシン! (Su06_Als) 【アリー】「ぐっ・・!」痛みに顔をゆがめながら、鞭に促されて先へ進む (SuGM) リップに慇懃に礼をした組織員だが、アリーがコロッセオの大きさを見て足を止めたのを見ると、いきなり尻に鞭を一打ち。 (SuGM) 【リップ】「僕のものを、勝手に!!」【組織員】「こりゃ、すいません。しかし坊ちゃま、売ろうってんなら、もう少ししつけたほうがいいですぜ。」 (SuGM) 上手く理由をつけて怒るリップと、それを受け流す組織員。 (Su06_Als) 【アリー】「・・・」男を無言で睨みながらもリップの背後に隠れるように後ずさり (SuGM) 【組織員】「・・・奴隷と一緒に泊まるなら、正面の通路にある部屋の空き部屋を。奴隷を別に預けるなら、左の通路の部屋に押し込んでくだせえ。その場合、一人で来訪者が泊まるなら右の部屋です。真ん中の部屋には、ボタンがありますので、奴隷が粗相をしたら、それをお押しなさい。うちのものが出向きますから。」 (Su06_Als) それを聞きながら通路の様子を頭に入れています (SuGM) 【リップ】「・・・分かった。」と、頷くと、リップはアリーを奴隷用の部屋へと引いていきます。 (SuGM) 【リップ】(そちら側からの情報収集、頼みます、アリーさん)と、アイコンタクトで伝えて。リップは、来訪者側から調べることになる。 (Su06_Als) 【アリー】「・・」うつむいたまま視線だけ合わせて鎖を引かれていきます (Su06_Als) 無理をするなとはいえないが、自分もしくじれば足を引っ張ることになる、と気を引き締めて (SuGM) それは、リップも同じ気持ちのようで・・・>気を (SuGM) ・・・そして、アリーは、奴隷部屋に入れられます。雑居部屋のようで、大きな部屋のそこかしこに、鎖で奴隷が繋がれています。奴隷同士がどうこうしたりすることの無いよう、鎖の長さは制限されているようですが (Su06_Als) 【アリー】「ここが・・」とはいえこの先奴隷がどうなるかなど見当もつかない。ただ戸惑ったように周囲を見ている (SuGM) アリーの鎖は騎士団が作った細工が施されたもので、伸ばしたり外したり出来るようになっています。また、部屋の入り口を見張りが固めていますが、内部には見張りらしいものはいません。 (Su06_Als) 【アリー】「(今は様子を見るしかないな・・)」もっともここから出る手も考える必要はあるが、と周囲の奴隷たちを見渡しています (SuGM) ただ、時々主人や、あるいは買い手側(買い手側の場合は主人同伴)が、味見や検分に来たりもしている様子。 (Su06_Als) 【アリー】「・・」身を引いて、人が来ると壁際に寄りその光景から目を逸らしてみせる (SuGM) 【主人A】「ほほ、あれはまだ調教を十分にされておりませんな。」 (SuGM) 【買い手A】「あえて初々しさを残して、買い手に調教を任せる、というわけか。誰が売り手か、チェックしておかねば」と、勘違いした評価が下される。 (SuGM) ・・・ (Su06_Als) 【アリー】「ちっ」注意を引いたか、と舌打ちしながら身構えて成り行きを待つ (SuGM) じろじろ注がれる好色な視線、触られるか、犯されるか、と、危惧しかけるが・・・初々しさを残すのが売りならば、ここで過剰に干渉するのは売り手の意図を損なう、と、二人は君に手を触れずに退散した。 (SuGM) ・・・そして、その二人の退出であたりは有る程度静まり、アリーは、有る程度の調査が出来ることになったことに気付く。 (Su06_Als) 【アリー】「お楽しみは後に・・か」確かに終着都市と言うだけのことはあるな、と淀んだ空気に息を吐いて (Su06_Als) では周囲の奴隷たちを見てみましょう (SuGM) (【書記官】「より詳細に言うなら、今回の捜査は、相手の規模、主要幹部の確認、攫われた奴隷の脱出ルートの確保、です」) (Su06_Als) なる。 (SuGM) (【書記官】「その情報を元に、オークションの日に事前に潜入したメイデンでことを起こし、奴隷を逃がして幹部を打倒し撤収します。エンディアには多数の犯罪者が居るのですから・・・あとは、そうやってダメージを与えるだけで、犯罪者同士食い合って、ネメシスはそれで瓦解させられるでしょう。」)と、事前の書記官の説明が脳裏をよぎる。 (Su06_Als) 【アリー】「(予定通りいくかはともかく、今回は内情と、退路が掴めるかの下調べだな)」とりあえずは流れに身を任せてみよう、と判断する (SuGM) ・・・周囲の奴隷たちは、大別して諦めきっているもの、諦めきっていないもの、その二種類・・・諦めきっているものには、そもそも色情狂同然の状態になって、まともに判断が出来ないものも居る。 (Su06_Als) では、会話の出来そうな相手を見て話しかけてみます (SuGM) ふむ。では、奴隷相手の情報収集を行うのであれば、知力判定、になりますね。 (Su06_Als) では先に振ってみますか (Su06_Als) 2d6+5 (kuda-dice) Su06_Als - 2D6+5 = [5,1]+5 = 11 (SuGM) お願いします・・・ふむ、11ですか。自分が助けに来た騎士であることは告げずに、それとなく情報は聞きだす? (Su06_Als) ですね。 (Su06_Als) 【アリー】「おい・・オークションとか言っていたがここで買い手がつくんじゃないのか」何も知らない様子で声を潜めて。 (SuGM) 【奴隷】「こ、今度、幹部の方たちが来て、その取り仕切りで、コロッセオで私たちにショーをさせて、それを見て値段をつけるオークションを行うから、その時までだ、って・・・」 (Su06_Als) 【アリー】「ショー・・?幹部・・?よくわからないが、なら狙うならその後か・・」と壁に拳を押し付けて。 (SuGM) その後、幾人かの手近の奴隷について聞いて回ったところ、断片的な状況を再構成することで、有る程度の状況が見えてきます。 (SuGM) ・コロッセオでは、元冒険者の奴隷を魔物と戦わせたり、娼婦奴隷に連続何人最大同時何人男をあてがえるか試すなどのショーを行い、その際には警備も強くなるが、淫闘ショーを行わせられる元冒険者奴隷などにはショー用の飾り気の強いものだが武器防具が渡される。 (SuGM) ・そのショー/オークションは、近日中、明日明後日にも開かれる。 (SuGM) ・ショーの魔物たちは、グリフォンの焼印で操っている(ただし奴隷たちはそれが何なのかまでは知らなかった) (SuGM) ・ショーには幹部たちが集まる。幹部たちには戦闘能力を持たない者が多いが、ショーと警備を司る幹部であるケントゥリオのロンケーは、魔物を操る力と戦闘能力を持っている。 (SuGM) ・ロンケーは、最近大量の馬と金銀と奴隷を上納してのし上がったらしい(恐らく、怪馬団と通じていたのはこいつ?) (SuGM) 調子に乗った売り手買い手たちが味見をしながら噴いていったらしく、意外と奴隷たちからは豊富に情報が集まりました。 (Su06_Als) 【アリー】「ケントゥリオ、か・・(その件の首魁はそいつ、ということでいいのか)」考えをまとめながら、淀んだ空気の中で、少しでも身体を休めようと鎖を鳴らして横になる (SuGM) 他、この部屋からの脱出経路などについて調べる場合は、扉の硬さ、他の奴隷をつなぐ鎖の外し方、などについて調べることになりますので (SuGM) 体力、あるいは敏捷で判定を願います。 (Su06_Als) ここは体力で。 (Su06_Als) 2d6+7 (kuda-dice) Su06_Als - 2D6+7 = [5,4]+7 = 16 (SuGM) 素晴らしい。それでは、事前の調査と細工(調べがてら扉や鎖に傷を入れたということ)が上手くいった、ということで (SuGM) この大部屋の扉と鎖を無害化出来ました。あとは君がぶち破るか、あるいはオークションの際に呼応するほかの冒険者が突入するだけで、上手く奴隷たちを出すことが出来るでしょう。・・・ただ、コロッセオ自体からの脱出ルートについては、リップの調査に頼ることに鳴りますが。 (Su06_Als) 【アリー】「(やるだけのことはやった、あとはリップと連絡を取るまで、だな)」と時期を待ちます (SuGM) ・・・ (SuGM) そして、その夜、深夜。 (SuGM) カチ、カチャ。 (SuGM) 扉があけられて、主人側の権限を使って・・・リップが入ってきます。 (Su06_Als) 【アリー】「・・?」薄目を開けて彼が近づくを待ちます (SuGM) 【リップ】「・・・アリー。」低く名前を呼び、灯りが絞られて暗いせいか少し不安定な足取りで、歩み寄り。 (Su06_Als) 【アリー】「なんでしょう、ご主人」そう呼ぶには不遜な声で応じて。 (SuGM) 【リップ】「っ・・・」酒でも振るわれたのか、と一瞬思うような、少し熱っぽい表情とふらふらした動きで、リップはそっとアリーを抱きしめ、撫でる・・・ (SuGM) ふりをしながら、調査結果の書き付けをアリーにさりげなく見せます。 (SuGM) 「読み終わったら、直ぐ処分します」と前置きのあるその髪には (Su06_Als) 【アリー】「・・・」無言で抗うこともなくそれを見ると。 (SuGM) 他のメイデンとの連絡が取れたこと、ショー中は魔物を出し入れするための扉が開くので、そこを使えば、地下都市を維持するのに必要な外気や水を入れるのに使う地下道を通って脱出できる見通しがついていること (SuGM) 戦闘能力を持つ幹部の詳細として、ロンケーはケントゥリオらしからぬ都会派の俗物で、派手な装いと金銭を好み、戦うときは3~5mもあるような長鞭を、かなりの素早さで振り回すスタイルをとるようで、しばしばショーで元冒険者のヒロインを魔物とともに嬲っている、という情報と (SuGM) 例の「グリフォンの焼印」は、そのロンケーが何処からとも無く持ってきた技術であること、と、それをリップが調べた結果、本来グリフォンに仲間が居ると思わせる魔術に瘴気を載せて直接身体に刻むことで、自分がグリフォンになったと錯覚させて凶暴化させる術であり、解除するには焼印を焼き潰すか皮膚を切り取るかしたあと浄化処理をすればよい、ということが分かった、と。 (SuGM) またショーの時は幹部たちも席についてそれを見、武闘派のロンケーはショーに出るので、攻撃して脱出するにはここがチャンスだ、とも・・・一通りの情報を見事にそろえてくれましたね。 (Su06_Als) 【アリー】「・・明日は早いんだが、鞭もなしで言うことを聞かせられるつもり?」そう言うと、身を起こして、読み終えたことを伝える (SuGM) 【リップ】「・・・jはっ、はぁっ・・・アリー・・・いいな。明日だぞ・・・明日」そして、ショーの開催が明日だ、とも、伝えるのだけれど (Su06_Als) 【アリー】「おまえよりましな主人に当たるのを祈っていろ・・」と言いながら≪守るべきもの≫に助けられたな、と奇妙な安堵を覚えながら (SuGM) 【リップ】「言うことは、聞かなくても・・・売られ、て・・・はぁっ、アリー、売られる前に・・・い、いや、今僕が言うことは、聞かなくて・・・」何か、リップ、様子がおかしいことに、気付きます。 (Su06_Als) 離れ際にアリーの頭を軽く胸に抱いてから押しやろうとして様子がおかしいと気づく (SuGM) ・・・<守るべきもの>、の、使い方が、別の意味になるかもしれないね。 (SuGM) ・・・経験豊富な君なら気付くだろうが・・・これは、まずいと。恐らく、調査の途中何処かでリップは、瘴気を浴びてしまったようだ、と。 (Su06_Als) 【アリー】「?・・どっちなんだ。それでは逆らうにも従うにも困るな」憮然とした様子でリップを見ながら。 (Su06_Als) 人目はないだろうが不自然のないようにリップの様子を伺っています (SuGM) エンディアは元々遺跡だったところなので、時々トラップが奴隷に誤作動することがあるのだが、紅蓮の腕輪があればそれは避けられるはず、なのだけど。 (SuGM) トラップではなく、自然に湧き出した瘴気を、浴びてしまったのだろうか? (SuGM) 【リップ】「・・・何、でも無っ、そんなこと、するわけ・・・っ・・・した・・・くはっ・・・」 (SuGM) 懸命に演技を続け、また、アリーに危害を加えまいと自制していることが見て取れるが・・・瘴気のせいで、明らかに彼の身体は瘴気で発情しています。 (SuGM) このまま放っといたら、人屑系の魔物状態になってしまう、かもしれません。 (SuGM) 瘴気を吸出しでも、しない限り。 (Su06_Als) 【アリー】「(食事か酒か。宴席ではそう言ったものも扱っているだろうな)」とは思いながらリップの様子を見て。「どうした?言うことを聞かせるんじゃないのか、ぼうや」言うことがおかしいぞ、と (Su06_Als) 挑発するように胸を逸らして、少年の顔を見据えながら。 (Su06_Als) 【アリー】「(仕方ないな。それに・・今は奴隷の身だ。怪しまれるわけでもない)」土壇場で倒れられては仕方ない、と嘆息して。 (Su06_Als) 【アリー】「なんだ?鞭がなければ命令も出来ないのか?たいしたご主人様だ」と鼻で笑って、彼の手を取ると (SuGM) 【リップ】「い、うことを、きく、のか・・・?は、反抗的な、奴隷、だったくせに。」と、演技を続けながらも・・・どうしても、はぁ、はぁ、と、喘ぎ声が混じるが・・・ (Su06_Als) 革帯に包まれた胸にみずから手を導いて、その大きな柔らかい丸みのある乳房をあてがわせる (SuGM) 【リップ】「はふっ・・・!?」上気した顔に、それでも驚きと、周囲に見られないよう押し殺したすまなさが浮かぶが・・・抵抗できない状態のようで、そのまま、手指に伝わる至上の柔らかさを堪能してしまう。 (SuGM) ・・・周囲の奴隷たちは、眠っているものか、主人と誰かが交わるのに慣れたものばかりか、反応はしない・・・それでも、見られているところは、あるのだろうけど。 (Su06_Als) 【アリー】「そうだ。明日までは奴隷だからな・・好きにすればいいさ」吐き捨てるようにしながら、白い手を伸ばして座り込むと、少年が触れやすいようにしながら彼の欲望が発されるのを待つ (SuGM) 【リップ】「・・・」ごくり、と、少年は喉を鳴らし・・・瘴気に当てられて、その免罪符に屈した。 (SuGM) 【リップ】「な、ら・・・」座り込んだアリーの正面に立った体制。導かれて触った、アリーの形良く豊かな胸を、開放されたリップの手指が、革紐をずらすようにしてもみしだく。 (Su06_Als) 【アリー】「どうした?胸だけでいいのか?」ふゆん、と沈み込む胸に触れさせたまま、髪を揺らしてそれを受けるが・・人間の手の触れる感触に、唯一自慰につかっていた乳房は敏感に反応して (SuGM) 【リップ】「っ、アリー、アリーっ・・・」名を呼び、両手で掬い上げた乳を、しかし以外と繊細に掴み絞り愛撫しながら、身体を預け、切なげに腰をくねらせながら、その谷間に顔をうずめた。 (Su06_Als) 【アリー】「ん・・っ、ご、ご主人様は子供だな・・おっぱいがそれほど好きか?」官能の潜みを帯びた声を上げてあえて男の本能を刺激するが (Su06_Als) 体格の違いのせいで、ひといきに欲望を放てない少年の愛撫を豊かな胸で受け止める (SuGM) 【リップ】「んふっ、ちゅっ・・・ろっ、くむっ・・・」谷間に顔をうずめ、心臓に口付けるようにしてそこを舐め、同時にピアノを引くようにしなやかに動いた手指が革紐を外して鮮桃色の敏感な突端を露にする。 (Su06_Als) 【アリー】「(まるで子供が乳をねだっているようだ・・)ん・・」舌と指で責め立てられる乳房に抑えきれない本物の官能の声を漏らし (SuGM) 【リップ】「(ゆるゆると首を振って)・・・ただ、好きなんじゃない・・・これ、だから・・・だ・・・!」と、少し今はまだ意図不明瞭な発言をしながら、谷間から突端へと熱い舌を舐め揚げ、アリーの乳首を吸いしゃぶる。 (Su06_Als) は・・は・・と息が荒くなっていく (SuGM) 柔らかに舌で舐め、強く唇で吸い、カリ、と、歯を立たてて鋭く、反対側の乳首も同時に指で摘み引張り転がしと愛撫しながら、快楽を搾り出し味わってゆく。 (Su06_Als) 【アリー】「酔っているのか・・そ、そんなざまではつかいものにならないな・・」もはやまわりに声を聞かれるのもむしろ、情欲を滾らせる燃料のように覚えながら「ふううっ・・!」性器に比べて人間並みに敏感な乳房への執拗な責めに体の芯を鈍く疼かせる (SuGM) 【リップ】「ん、両方っ・・・」そして、一端口を離すと、両手でアリーの双乳を寄せ、その突端を一息に口に含み、纏めて愛撫する・・・こんなことをするのは始めてのはずなのだが、その間に顔を動かして乳房を圧迫する愛撫も、口腔で乳首を敏感に晴れ上がらせしごきたて、二プルを舌でぐるりとなぞる動きも・・・酷く上手い。 (Su06_Als) 左右の乳房は少年のむしゃぶりつくような責めで唾液にまみれて、てらてらと光り、もてあそばれる乳房を別人のもののように見ながら、どくどくと激しく鼓動が打ち始める (SuGM) ・・・だが、それでも瘴気が抜ける気配は無い。リップの下半身は挿入する穴の無いまま、上等な貴族用のズボンに大きくテントを張って、かくかくと空腰を使うばかりだ。 (SuGM) メイデンの直感と女の本能が理解する・・・そこから、迸りを受けねば、収まりガつけられまい、と。 (Su06_Als) では、それに目を留めて、やや染まった頬で笑うと (Su06_Als) 【アリー】「・・胸だけしゃぶっておしまいか?欲のないご主人様だな・・」そっと手が届くようになった股間へ繊手を添えて、あらわにしてやる (Su06_Als) 【アリー】「ここを・・」唾液と手指で汚れた乳房を見せつけながら・・「犯してみたくはないか」と、ついに自ら口にして。 (SuGM) 【リップ】「んぅ・・・」ぼろん、と、露になるリップの陽根は・・・華奢な風貌に相違して、驚くほど大きかった。 (Su06_Als) 寄せ上げられた胸の谷間を自分の腕で挟みながら、彼のものをさらけ出して、押し付ける (SuGM) 瘴気の影響もあるのかもしれないが、それを考慮しても、太く、長い。色素が薄いのは、使い込みが無い童貞らしさだが・・・形も硬度も、十二分以上なほど。 (Su06_Als) 自ら誘いながらも、男の欲望は自分から放たせなければ、と彼が自ら挑みかかるのをねだるように、二プルへ彼のものを導いて擦りたてる (SuGM) 【リップ】「・・・そこを・・・抱き、たい。」犯したい、と、あえて言わなかったようだが・・・想いが有るゆえの、こだわりだろうか。 (Su06_Als) 【アリー】「好きにすればいいさ・・”ご主人様”」あえてそう呼んで、ぷるっ、と二プルで彼の鈴口を苛める (SuGM) 【リップ】「んっ・・・いく、ぞ。アリー。僕の、アリー・・・!」 (SuGM) その言葉を受けて、リップは動き出した。乳肉を再び寄せるように手を添え、腰を引き・・・ (SuGM) ずぬん。 (Su06_Als) 【アリー】「・・っ」はじめて男のもので犯される己の乳房に、その陽根の熱に身を震わせながらそれが挿入されるのを間近で見て・・ (Su06_Als) どく、どくと乳房から心臓の鼓動をペニスに伝えて・・くちびるが開いて。 (Su06_Als) とろ・・と知らずによだれがそのペニスの先端にこぼされて (SuGM) 浮かされたような言葉と対照に、腰つきは激しく、谷間をこすりあげ、ごつごつした胴とカリで乳肉を変形させながら、 (Su06_Als) いつしか腕は自然に胸を左右から挟んでそれを豊かな乳房の乳圧でくわえこんで・・突き上げられるそれに・・ (SuGM) 左右に軌道を見出し、乳房を穿つようなピストン。 (Su06_Als) ちゅ・・とろり、と先端に唾液をまぶしたキスしながら、それを軽く含んで、嘗め回す (Su06_Als) 護るべきはずだった相手のために、卑猥な行為に興じていることに胸を高鳴らせ背徳の快感に乳房から痺れる様な官能を背筋に覚えて・・ (SuGM) 【リップ】「あっい、はっ、アリー、いいっ、アリー・・・!」夢中で乳房を揉みしだき、突き揺らすリップ。 (Su06_Als) いつしか、馬体の尻尾が誘うように振られていることに自分でも気づかないまま (SuGM) 【リップ】「はぁっ!?」唾液と口付けの感触に、声が高まる。 (Su06_Als) 【アリー】「なんだ・・このぐらいしないとよくないんじゃないのか”ご主人様”」どこか熱に潤んだ瞳で淫猥に、ほんとうの奴隷のようにみだらな表情で呟きながらそれを見せ付けて・・ (SuGM) 先走りがこぼれ始め、アリーの谷間は、しとどに濡らした膣と見まがうほどの、粘りと艶を帯びていく・・・そして、そこをリップの男が犯し、乳を搾っては快楽を突き出していく。 (SuGM) 【リップ】「っ・・・ああっ、いいっ。そう、だからもっと・・・!」アリーの表情にあてられ、見せ付けられた光景に昂ぶって腰のピストンが早まる。 (Su06_Als) 自分から乳房を差し出して、唾液にまみれた乳房をてらてらと光らせながら、パイズリと呼ばれる行為に没頭して・・「ん、ちゅ、ぷっ・・」しょっぱい先走りを先端を含み、鈴口を吸いながら男のものに乳房で、くちびるで、腕で男の睾丸まで揉みながら、ひたすら射精を促して (Su06_Als) 目を伏せて一心にペニスに奉仕する姿は本当の性奴隷のようにも写り (Su06_Als) 【アリー】「(わたしの乳房・・犯されてる、リップに・・あれ、でも、どうして・・こんな?)」蕩けた頭にはもはやペニスの熱と、脈打つ男の欲望を駆り立てる行為に没頭することしかなく (SuGM) 【リップ】「はっ、くふっ、アリー、アリー・・!これ、好きだけど、コレだけが好きなんじゃない、アリー・・・僕の、名前を・・・!」名前を呼べ、と、先ほどのうわごとの続きを漏らしながら、言う。色欲だけではない何かを込めて (SuGM) ・・・そして、その腰の昂ぶりは、限界に近づきつつある。軟肉を犯す震えが、それを伝える。 (Su06_Als) 胸だけの行為で、膣は潤み、全身に少年に胸を嬲られていることへの単純な本能の喜びを・・擬似的な隷属への快楽を覚えていく・・ (Su06_Als) 【アリー】「い、いいから・・気持ちよくなってしまえ、”ご主人様”・・!」かり、と突き込まれる先端を促すように齧り (SuGM) 【リップ】「っ・・・!?」名前を読んでもらえないことを、どう想ったのか。瞳に微かに涙を浮かばせたリップは、不意に動きを加速した。 (SuGM) アリーの乳房がコレまでに無いほどに強くもみしだかれ突きまくられ、ぐにぐにと淫らに形を変える。 (SuGM) 【リップ】「・・・!違う、違う・・・!こういうこと、が、好きなんじゃ、ないっ・・・!」しかし、その口は、荒腰と異なり、泣くような声。 (SuGM) 【リップ】「っ・・・・・!?」しかし、若い性欲は、刺激に対して臨界を示した。 (Su06_Als) 【アリー】「ん、んううっ・・!」荒々しいそれに呻きながら乳房を支配されて性欲の対象にされていることに情欲に身を焦がしながら、彼のそれには気づかず (SuGM) 初々しい童貞鈴口を齧られる感触に、最後と、ビクンと、腰が跳ね。 (SuGM) 【リップ】「イッ・・・・・・・・・・くっ・・・・・!!!」ぎくん、背をそらせ、涙と、微かに涎すら唇端から漏らすほど感じながら (SuGM) どぷるぷっ、と、ヨーグルトほど濃い若い精液がアリーの口から谷間をべったりと白く染め上げた。 (Su06_Als) 【アリー】「ん、あ・・熱・・っ・・!」顔を背ける間もなく、それが胸で爆ぜる感覚に身を震わせながら、乳房で、口でその欲望を受け止めていく (SuGM) 【リップ】「はっ、あっ・・・」くたり、と、リップの体から、力と、瘴気が抜けてゆく。 (Su06_Als) 【アリー】「ん・・あ・・」べたつく精液を吸い上げながら、まだ、それが収まらないうちに先端を吸い付いて、ちゅうう・・と精液を吸いだしながら、達したばかりの少年のそれを更に刺激して (Su06_Als) ちゅ、ちゅる・・と音を立てて、すべてを吐き出したような彼のものを口内でかたちを確かめるようにしゃぶりついて・・ (SuGM) 【リップ】「あはうっ、はあっ・・・」イった直後に追加の刺激に、少女のように高く啼いてしまう・・・。 (Su06_Als) ちゅぽん、と音を立ててくちびるを離して・・ (Su06_Als) 【アリー】「ま、満足・・したか?”ご主人様”・・今日は、ここまでにしてくれ・・」そう言うと、晒していたみだらな顔を隠すようにうつむいて (Su06_Als) そっと、若い欲望で汚された胸を隠すようにして、帯をつけて、乳房を動悸で脈打たせながらいまさらに羞恥で肌を紅く染めて、うつむく (SuGM) 【リップ】「は・・・い・・・」 (SuGM) そう返事をした、リップだったが・・・瘴気が抜ける狭間、僅かに自制しそこなったのか (SuGM) 【リップ】「んっ・・・」不意うち気味に、俯いたアリーの唇を、自分の唇で塞ぐ。己の若い迸りで汚れていても構わず・・・いやむしろ、その穢れを拭うように。 (SuGM) それで瘴気が身体に戻ることはない。ないが・・・ (Su06_Als) 【アリー】「う、む・・」それに応じる暇もなく虚を突かれて、ただ受け止めて (SuGM) 【リップ】「・・・ごめんなさい、けど、アリーさんだから・・・で、アリーさんが、僕、好きでっ・・・」 (SuGM) だから、コレだけが好きなんじゃないと言った。 (SuGM) だから、名前を読んで欲しかった。 (Su06_Als) 【アリー】「・・もう行け。”ご主人様”・・」その言葉にただ心を隠すようにそう応じて。 (SuGM) ・・・幸い、その言葉は小さな声で、周囲に、奴隷と主人の関係ではないかと疑われることは、無かった。 (SuGM) 【リップ】「・・・ごめん、なさい・・・」そして、リップは、力抜けた身体を、引きずるようにその場を後にした・・・瘴気さえ抜けていれば、明日は大丈夫だろうが・・・ (Su06_Als) 【アリー】「(こんなことをしたあとに好き、だと。つくづく・・)」坊やだよ、お前はと思いながらもそれを見送って、だが、かすかに胸を痛ませる (SuGM) ・・・そして、夜は移ろい・・・ (SuGM) (SuGM) (SuGM) ・クライマックス「コロッセオ」 (SuGM) 次の日・・・「ネメシス」主催のショーは開始され・・・アリーは、その生贄の一つとして、コロッセオの中へと引きずりだされた。 (SuGM) 【幹部】「それでは、ショーの開幕と参ります。皆様お楽しみの上、お買い上げのホドを・・・」客席に居る幹部たちの口上が響く。 (SuGM) 【ロンケー】「けっけっけ。せいぜい、うまーく料理してやるよっ・・・」髪と顎鬚を派手なオレンジに染め、尖った印象の顔立ちをしたケントゥリオの男、武闘派の幹部であるロンケーが笑う。 (Su06_Als) 【アリー】「こんな武器でどこまでやれるか・・まあどうせ見世物だ」と嘆息しながらも、兜がないことに落ち着かないが、その分視界は広く。顔を上げて、集まった幹部たちの顔を検める「やつか・・」 (SuGM) ・・・槍は、ソコまで、問題が有るようには見えない。少々飾り気が多くて鬱陶しいくらいだ。 (SuGM) 何より問題なのが、胸甲・・・クリスタルか何か、金属ではない透明に近い素材で出来ていて、触った分を見ると硬度は申し分ないようだが・・・豊満な乳房が、屈折に乱されて完全にではないが、殆ど透けてしまっている。 (SuGM) 【観客】「おおー!」「犯されろー!」「賭けたぞっ、10分で中出しされるに!」「アレは俺が買う・・・準備しろ!」などと、観客席が轟々とヒートアップ。 (Su06_Als) 【アリー】「手の込んだことだ。さて、あとは時期を待つだけか・・」振るって重心を確かめながら、動きにも問題がないかか確認して。客席の声を背中で流して (SuGM) そう、予定の時は、もう、じき。 (SuGM) ・・・ショー開始と同時に潜伏メイデンが蜂起する予定だ。 (SuGM) 【幹部】「それではっ・・・!」 (SuGM) と、幹部が叫びかけた刹那。 (SuGM) ドゴン!! (SuGM) 【フェルメール騎士】「今だ!確保ーーーーッ!!!」一斉に、潜伏していたフェルメールの騎士たちが蜂起した。少数、手際が悪かったのか蜂起したはいいものの自分の身を守るので精一杯な状況下だったものもいるが (SuGM) いずれにせよ一斉に、人質開放と観客席の幹部確保に彼女たちが動き出す。 (SuGM) となれば、アリーの任務は、コロッセオ内の幹部、ロンケーを倒すことに他ならない。 (Su06_Als) 【アリー】「今だな・・武器のあるものは続け!逃げるなら今が機会だぞ・・!」武器を持った奴隷たちにも告げると駆け出して (SuGM) 【幹部】「お、おのれっ!衛兵!女騎士どもを蹴散らせ!まとめてそいつらも売り払ってくれるわっ!」 (SuGM) 【ロンケー】「ハッ、面白くなってきやがった・・・どのみちテメエラも纏めて、ショーのネタにしてやらあ!」 (Su06_Als) 客席へと跳躍すると、衛兵をクッション代わりに蹄にかけながら一直線にロンケーへと向かう (SuGM) 幹部とロンケーが、まだ強気の怒号を放つことで、混乱している観客たちが、それにあわせて状況を忘れ沸き立つ。 (Su06_Als) 【アリー】「ショーか、だが特等席で見物の代金は高くつくぞ・・!」 (SuGM) 【ロンケー】「ハン、元よりただ見のつもりはねえ!参加してこそショーってもんだ!」 (SuGM) 同族ならでわの機動性で、ロンケーもまた跳び、コロッセオの中へ。 (SuGM) 同時に鞭を振るって魔獣を収めた折の鍵を叩き壊すと・・・ (SuGM) 【ロンケー】「来いや!」叫ぶ・・・同時に現れた奇怪な二体の魔物。 (Su06_Als) 【アリー】「(迅いな・・それに魔獣を檻から出させたか)」歯噛みしながらそれを見て、飾り気の多い槍を構える (SuGM) 1体は、怪馬団の生き残りと思しい屑馬に、戦車(チャリオット)を引かせたものだが・・・そのチャリオットが巨大な水槽になっていて、そこに触手を無数に生やしたスライムが乗っかっている。 (SuGM) スライムは触手で馬を操りながら、戦車兵が戈を構えるように、別の触手をアリーに向ける。 (Su06_Als) 【アリー】「そんな雑魚を出しても時間稼ぎにもならんな・・!」と≪強がりの悪態≫でいいかな (SuGM) OK>悪態 (SuGM) もう一体は、これは幻獣のアレイオーン。馬に変じた神々が交わって生まれたと言われる異形の半人馬。本来は、馬の体と人間の足を持つとされるのだが、瘴気汚染の結果、「馬の体型、人間の目鼻口と肌と指足」という、世にもおぞましい姿と成り果てている。 (SuGM) 【ロンケー】「けっ、そういう割りにゃ、そっちもザコい助っ人が居るようじゃねえかよ・・・!} (SuGM) ロンケーに言われ、気付く。 (Su06_Als) 【アリー】「(少し厳しいが、こいつらをひきつけておけばそれだけで他が楽になる・・)」と応戦の用意をして (SuGM) 【リップ】「っ・・・」既に大混乱のコロッセオを駆け抜けてきたのだろう、いつの間にか、リップが傍らに居る。 (SuGM) その表情は、これまで押さえていた表情が溢れ、昨晩の出来事への戸惑いと申し訳なさと恥ずかしさで歪んでいるが・・・それでも尚、アリーのために戦うと、態度で示す。 (Su06_Als) 【アリー】「リップか・・助かる」背中でその視線を受けて、槍を掲げてただそれだけで信頼を示す (SuGM) 【リップ】「・・・はいっ。」その信頼に、感謝と、全力でこたえることを、誓い。 (SuGM) 【ロンケー】「はっ、小僧や、他の女騎士ともども、可愛がってやらあっ!」 (SuGM) 悪しきケントゥリオの咆哮が、戦いの始まりを告げる。 *SuGM topic [ロンケー(5)][アレイオーン(12)アリー(6)グリプス(6)スライムチャリオット(4)] (SuGM) それでは、戦闘開始・・・第一番の行動は、アレイオーンから。 (Su06_Als) どぞー (SuGM) 【アレイオーン】「ぎひいっ・・・!」見れば、この馬は眉間に、あのグリフォンの焼印を刻んでいた。バイコーンと同じように、獣欲をむき出しにして、突撃を仕掛けてくる・・・! (SuGM) 1d6+12 《迅雷》、攻撃対象は(コレ以降指定しない限り)勿論アリー! (kuda-dice) SuGM - 1D6+12 = [1]+12 = 13 (Su06_Als) 《ガーディング》して5点を胸に。 (SuGM) 【アレイオーン】「ぎがっ!」突進による頭突きを受け止められ、ぶるぶるぐる、と、鼻息と熱い吐息をアリーに吹きかけるアレイオーン (SuGM) 行動順番、続いてアリー&リップ!リップへも攻撃の支持をどうぞ。 (Su06_Als) 《アイスエッジ》《ヘビーアタック》を身を引くとつんのめったアレイオーンに突きこみます。 (SuGM) どうぞ! (Su06_Als) 【アリー】「続け、リップ!」とアレイオーンへ集中攻撃の指示を (Su06_Als) 2d6+17 (kuda-dice) Su06_Als - 2D6+17 = [6,5]+17 = 28 (SuGM) 【リップ】「はいっ!」では、リップもサーベルを抜いて、止まったアレイオーンの足を狙う! (SuGM) 2d6+4 (kuda-dice) SuGM - 2D6+4 = [1,4]+4 = 9 (Su06_Als) 特に属性補正がなければ28で (SuGM) 【アレイオーン】「ひぐううう!?」二連の斬撃に、悲鳴を上げて血を垂らすアレイオーン。馬に纏わる幻獣の中では、トップクラスに出足が早い力を持つのだが・・・それ故、防御力はさほどでも無いようだ。 (SuGM) そのまま28点効いてますね。・・・HPはあるんですけど。 (Su06_Als) 【アリー】「あとは、背後の敵より奴か・・」と後方に陣取ったロンケーを見据えて (SuGM) しかし、突撃した弾みに、水晶の透明な胸当てのなか、アリーの巨乳はむちんと動いてしまう。 (SuGM) 【ロンケー】「調子に乗るんじゃねえ!」同時、ロンケーが長い鞭を、しかし二人の連携に負けぬ速度で振りかざす! (SuGM) 1d6+5 (kuda-dice) SuGM - 1D6+5 = [4]+5 = 9 (SuGM) 1d6+5 (kuda-dice) SuGM - 1D6+5 = [1]+5 = 6 (Su06_Als) 【アリー】「早い・・が軽いな・・」両方こっちにかな (SuGM) 《乱舞》+《遠隔攻撃》で2回アリーに。宣言通り、特に何も言わない場合はアリー相手です。 (Su06_Als) では9を胸で受けて、6を盾で防ぎます (Su06_Als) アクトはなしでスライムどうぞ (SuGM) 【スライムチャリオット】「ぶひゅるっ・・・!」ガラガラと車輪を響かせ、回り込みながらスライムチャリオットが触手でアリーを狙う・・・その透明な触手には、幾つもの球体が内包されている・・・卵だ。アレを打ち込むつもりなのだ・・・アリーの胎内に。 (SuGM) 3d6+2 《魔力撃》+《異形の託卵》。HPにダメージがあればBS託卵。つまり、ゾロ目が出たら・・・! (kuda-dice) SuGM - 3D6+2 = [5,5,5]+2 = 17 (SuGM) うわ、信じられないくらいやる気だスライム!? (Su06_Als) きましたねー。 (SuGM) HPダメージです、アクトをどうぞ。 (Su06_Als) ガードもならぬしここは喰らいましょう (SuGM) リップに庇わせるのもありですが。 (Su06_Als) まあここは≪異形の交合≫≪汚された肢体≫で。ショー的に受けます (SuGM) 了解、承認です>受け (SuGM) では描写に参りましょう。 (SuGM) 【スライムチャリオット】「ぶひゅっ。」スライムが一瞬、笑ったような奇妙な音を立てた。 (Su06_Als) 【アリー】「しまった・・うぐっ!」背後から迫り来る無数の触手に透明な鎧のままで絡みつかれて、無防備な尻を粘液の卵管に晒してしまう (SuGM) アレイオーンを押し返し、鞭を防具で防いだ一瞬の隙に。 (SuGM) ずりゅうっ・・・・粘液で構成された産卵管は、犯された経験のあるアヌスに再びの被虐を強いた。 (SuGM) 【リップ】「なあっ・・・!?(///)」アレイオーンと対峙していたリップが、振り返り、赤面。 (Su06_Als) 【アリー】「こ、この・・蛙でも相手にしていればいいものを・・」抵抗するものの滑り込む触手に、冷たい感触がアナルに忍び入ることに「ひぐっ・・!」悲鳴を上げて身を竦ませるが・・きつく閉じたそこにもぬめる卵管は用意に滑り込んで (SuGM) スライムの粘液が、だぷだぷとアリーの尻穴をとろかし、液体だけに出来る柔軟な動きで押し広げた後 (SuGM) ぼこっ!ぼこぼこん、ぼこんっ・・・! (SuGM) 蛙の卵を大ぶりの林檎ほどの大きさにしたような、卵が (Su06_Als) 【アリー】「ひ・・ぎふぃっ・・おしり・・にっ?こ、この・・化け物!」抵抗するもぬめる粘液に絡みつかれ、アナルに押し入る冷たい感触に力が入らず・・引き締まった馬体の腹が孕んだように膨らまされていく (SuGM) 断続して強い刺激を括約筋に強いながら、直腸内部に踊りこみ、粘りついて、穢し、その身を擬似的な身重にしていく・・・ (Su06_Als) 【アリー】「し、尻から卵など産めるか・・化け物がっ・・!」身をよじるが男女問わず最も弱い急所を内部から抉りまわされてがくがくと馬脚が震えて (Su06_Als) 拡張されてほぐされて、肛門を卵管で産卵されていく感触に・・「ぐひ・・ぃっ!」白目を向きかけて舌を吐き出しながら荒い息をついて膝をつきかける・・ (Su06_Als) がくがくと震える馬脚は官能と言うより受けた衝撃の大きさを示していて・・ (Su06_Als) 粘りつく粘液がその身体、上半身をさらにぬるぬると汚して塗りたくっていく・・ (SuGM) 【リップ】「っ・・・(///)」ごくり、と、弱弱しく震えるアリーに、昨夜の情事を思わず思い出してしまったアリーがいっしゅん見入りかけるが (SuGM) 【リップ】「っ!!(ぶるぶる)、助けます!」直後に、否定するように首を振って、必死にアリーの下に駆け戻る・・・ (SuGM) 【観客】「お、おおーっ、いいぞ、ロンケー!」 (SuGM) 【観客】「手入れなんざクソくらえだ、全員返り討ちに犯しちまえっ!」 (SuGM) 【観客】「勢い込んで、ザマぁねえ!いきなり卵孕んでんじゃねえか!」 (SuGM) ホスト側の奇襲に、優勢と沸き立った観客たちが、調子付いて勝手放題の罵声を浴びせる。 (SuGM) 嘲弄は、じわじわと、精神の力を、束縛し締め上げるもう一つの敵。 (SuGM) そして・・・ (Su06_Als) 【アリー】「だ・・だまれ・・っ」どうにか引き抜こうと脚に力を込めて立ち上がりながら前の敵を見据える (SuGM) アリーの身体には、同時に、熱く粘っこい淫気が産まれつつあった。 (SuGM) フラッシュバックする、昨晩の奉仕の記憶。自らを奴隷と偽っての、胸での性悦。それが、酸素を当てられた熾火のように・・・じわり、と点りだす。 (SuGM) トラップ、 交わりの残熱 嘲弄する大観衆 発動。 (Su06_Als) 【アリー】「こんなときに何を・・」私は、けだものではない・・とそれを感じながら立ち上がり (Su06_Als) どんな効果かなー (SuGM) それぞれ《浸透》+《淫毒》と《浸透》+《バインディング》で (SuGM) ダメージは無いけど、催淫と拘束のBSを毎ターンIV0でかけてきます。 (Su06_Als) なるほど。では次のターンですね *SuGM topic [ロンケー(5)][アレイオーン(12)アリー(6)グリプス(6)スライムチャリオット(4) 交わりの残熱 (0) 嘲弄する大観衆 (0)] (SuGM) 次のターンです。行動は、アレイオーンから。 (SuGM) 【アレイオーン】「ひひいっ!」スライムの攻撃によろめくアリーに、血で興奮したアレイオーンは、嵩にかかって突撃する! (SuGM) 1d6+12 《迅雷》! (kuda-dice) SuGM - 1D6+12 = [1]+12 = 13 (Su06_Als) その一撃にもろい鎧は弾けとび、≪大きすぎる胸≫。胸AP0です (SuGM) 承認。描写どうぞ。 (Su06_Als) 【アリー】「うぐっ・・!」淫熱に焦がされ、視線で身体を縛られながら鎧の破片を撒き散らして (Su06_Als) しかし武器を取る以上は胸を隠すなどできない。 (Su06_Als) こぼれた乳房を観衆に晒しながら、淫気を帯びたからだは反応して・・その先端がピンと尖っているのを晒してしまう (Su06_Als) 昨晩男のものに性器として犯された白い乳房を・・ (SuGM) 【ロンケー】「ひょう、同族の中でも極上だな、その乳は!男を挟むのにもってこい、って感じの実りぶりだぜ!」 (SuGM) それを知ってか知らずか、まさにそこを言葉で責めるロンケー。 (Su06_Als) 【アリー】「う、うるさいっ・・」罵倒を返すこともならず、敵を待ち受けるのに精一杯で (SuGM) 【アレイオーン】「ぶひひひ・・・!?」醜く笑いながら、アリーの乳房に吸い付く。人間のそれでも馬のそれでもない歪んだ口と舌が、ぶぽんずぽんと、乳房ごと口に吸い取ろうとするように、かみついて吸い立てた。 (Su06_Als) 【アリー】「う、くああっ・・!?」きわめて敏感な胸に乱暴に噛み付かれて思わず悲鳴を上げながらも (Su06_Als) 《古の輝石》を握り締めて力を込める。HP回復しておきます (SuGM) 承認>回復 (Su06_Als) 3d6 (kuda-dice) Su06_Als - 3D6 = [1,5,6] = 12 (SuGM) 【リップ】「ああっ、このっ!?それは・・・!」悲痛な怒りに叫ぶリップ・・・あるいは、微かだろうが、嫉妬などの心も、あったかもしれない。 (SuGM) 【アレイオーン】「ふがっ、ふがっ・・・」畜生の馬耳東風と人間の浅ましさで、目を血走らせアレイオーンは、唾でアリーの巨乳を水晶に覆われていたときより照り光らせていた・・・ (Su06_Als) ではこちらの番かな。アレイオーンヘ二人がかりで。 (Su06_Als) 【アリー】「無防備すぎるわ・・!」槍を握りなおすと掲げて、その頭へと振り下ろす・・! (Su06_Als) 《アイスエッジ》《ヘビーアタック》《ポテンシャル》3で。 (SuGM) 来い! (Su06_Als) 4d6+13 (kuda-dice) Su06_Als - 4D6+13 = [1,5,3,4]+13 = 26 (SuGM) 【リップ】「ええいっ!!」 (SuGM) 2d6+4 (kuda-dice) SuGM - 2D6+4 = [5,2]+4 = 11 (Su06_Als) どっちも頑張った (SuGM) 【アレイオーン】「ふがっは!?」・・・グリフォンの紋章で、血気に逸っていたアレイオーンは、攻撃を避けることすら忘れていた。 (SuGM) アリーの槍に脳天を砕かれ、崩れるところを、リップのサーベルが喉首を凪ぐ・・・ (SuGM) 鮮やかな連撃の前に、異形馬は短時間で沈んだ。 (Su06_Als) 【アリー】「やったか、だが後は・・」戦車を倒している暇はないな、とロンケーを見据えつつ *SuGM topic [ロンケー(5)][アリー(6)グリプス(6)スライムチャリオット(4) 交わりの残熱 (0) 嘲弄する大観衆 (0)] (SuGM) 【ロンケー】「けっ、そんなら俺が、その乳もてあそんでヤってくれるわ!」頼りない前衛の末路を無視し、鞭を振るい続ける! (SuGM) 1d6+5 (kuda-dice) SuGM - 1D6+5 = [3]+5 = 8 (SuGM) 1d6+5 (kuda-dice) SuGM - 1D6+5 = [5]+5 = 10 (SuGM) ダメージ8点と10点、どうぞ。 (Su06_Als) 8を腰で受けて、10をガードして2点を盾に。 (Su06_Als) とりあえずアクトはなしで。 (SuGM) 【ロンケー】「しぶてえ・・・!おい、もう一度やっちまえ!」 (SuGM) 【スライムチャリオット】「ぶぼぼお!!」 (SuGM) ロンケーの叫びに・・・良く見ればコレもコアにグリフォンの印を刻まれているスライムチャリオットが、再び触手を伸ばす。 (SuGM) 3d6+2 魔力撃、目標アリー、もうBSは与えたのでそっちの魔技は省略! (kuda-dice) SuGM - 3D6+2 = [6,1,3]+2 = 12 (Su06_Als) これはくらうしかないなー。盾を犠牲に切り抜けます (Su06_Als) それを飲ませて、突き飛ばしながら距離をとり・・罠の効果も継続だしいいか (SuGM) 【スライムチャリオット】「うじゅじゅ・・・」盾を飲み込み、柔肉に取り付けなかったことを不満げに身をゆする。 (SuGM) 罠の効果は継続なので省略。第三ターン。 (SuGM) 今度はPCの先行です。あと、 (SuGM) 後方に回り込んだチャリオットのみが前衛として残った状態なので *SuGM topic [ロンケー(5)][アリー(6)グリプス(6) 交わりの残熱 (0) 嘲弄する大観衆 (0)][スライムチャリオット(4)] (SuGM) このように、挟み撃ちで前後に前衛後衛が発生する形となります。 (Su06_Als) ああ、そうなるのか。ならステップしなくてもロンケーに攻撃していいのかな。 (SuGM) はい。アリーがロンケー側に向くとして、リップはどちらに対峙しましょうか。 (Su06_Als) この場合はチャリオットかな・・まあ仕方なし (Su06_Als) (産み付けられないことを祈る *SuGM topic [ロンケー(5)][アリー(6) 交わりの残熱 (0) 嘲弄する大観衆 (0)グリプス(6)][スライムチャリオット(4)] (SuGM) 了解しました。では、PC側先手、行動どうぞ。 (Su06_Als) 【アリー】「・・仕掛ける、リップ、背後は任せた・・!」文字通り裸馬状態で、槍だけを握り駆け出して、ロンケーへと間合いを詰めて、その勢いで突撃! (Su06_Als) 《アイスエッジ》《ヘビーアタック》《ファイナルストライク》! (Su06_Als) 7d6+1d6+13 (kuda-dice) Su06_Als - 7D6+1D6+13 = [2,2,1,6,1,5,4]+[5]+13 = 39 (Su06_Als) 氷属性でー。 (SuGM) 【ロンケー】「ぐはあっ!?」派手な装束ごと肉体を切り裂かれ、血反吐を吐くケントゥリオ・・・「っ、てめえええ!!」だが、その身体はまだ倒れず、j瞳には憎悪が滾る! (Su06_Als) 乳房を、既に隠すもののない上半身を晒し、腋や乱れる髪まで晒しながら貫くと、元の位置に帰り蹄を鳴らす (SuGM) では、リップは相対するスライムチャリオットに攻撃をっ。 (SuGM) 【リップ】「たああっ!!」 (SuGM) 2d6+4 (kuda-dice) SuGM - 2D6+4 = [1,6]+4 = 11 (SuGM) 【スライムチャリオット】「ぶきゅきゅきゅ!」容器が壊れ、車体が軋み、触手を振り回して怒るスライムチャリオット! (SuGM) NPCの行動です。 (SuGM) 【ロンケー】「この、クソがあああああ!!」乱舞! (SuGM) 1d6+5 (kuda-dice) SuGM - 1D6+5 = [2]+5 = 7 (SuGM) 1d6+5 (kuda-dice) SuGM - 1D6+5 = [2]+5 = 7 (Su06_Als) 両方腰で受けて全裸。 (SuGM) 【スライムチャリオット】「ぶびゅううっ!」魔力撃!こちらは、リップを狙う! (SuGM) 3d6+2 (kuda-dice) SuGM - 3D6+2 = [1,5,4]+2 = 12 (SuGM) 異形の託卵も載せる・・・良く考えるとAPが無いNPCなので、これは産まれてしまうぞ、リップ! (Su06_Als) この場合かばえたかな・・ (SuGM) シールディングがあるから大丈夫です。 (Su06_Als) では《シールディング》《ガーディング》して4点をHPに (SuGM) アクト宣言は。 (Su06_Als) 【アリー】「リップっ・・!」と言いつつもロンケーに対して背を見せてしまいながら (Su06_Als) ≪つけられた種≫≪潮吹き≫まで行きます。突いてこいー (SuGM) 承認っ。 (SuGM) 【リップ】「っ!?」 (SuGM) アリーは咄嗟に、リップをスライムの産卵管から庇っていた。 (Su06_Als) それを槍で払いのけるも、たたらを踏んで敵に背後を晒してしまう (SuGM) あてを外したスライムの産卵管は、アリーの口へと狙いをかえ・・・先ほどのそれよりも小さい、苺ほどの卵を、しかし先ほどよりも遥かに大量に・・・うちこもうとして祓われ、べとべとの粘液とともにそれをアリーの体全体にぶはっと吐き出す。 (SuGM) 【ロンケー】「隙だらけだぜ?それとも誘ってンのか?騎士さんよぉっ!」 (SuGM) 直後・・・その隙は突かれた。文字通り。 (Su06_Als) 【アリー】「うあっ・・だがこの程度なら・・」張り付くそれに不快感を覚えながらも・・振り向いたときには (SuGM) 鞭をアリーの喉首にかけて締め上げながら、背後から踊りかかるロンケー、その股間に既に滾る馬の肉槍・・・ (Su06_Als) 【アリー】「うぐ・・!」忌々しいことに身体のサイズから体位まで馴染んでしまう馬体と馬体に唸りながら、背後からつつく肉槍と喉に掛かる鞭に呻き (SuGM) ずぐんっ・・・・バイコーンのソレほどではないが、ケントゥリオ同士、馬の肉根より更に相性の良い雄の突きこみ。 (Su06_Als) 【アリー】「こ、こんな場所でまぐわおうとはさすがけだものだな・・」呻きながらもひゅうと息を漏らすようにしながら「ひゅぐっ・・!?」 (Su06_Als) サイズから突き上げる位置までしっかりと馬体の膣内に収まるそれに驚愕するような声を上げながら (SuGM) 【ロンケー】「けっけ・・・んだよこりゃあ、ずぶずぶじゃねえか、けだものはお互い様だぜ・・・もう潤んでやがる。スライムの産卵で悶えてたのか?それとも・・・」ずずん、ずぐんと、アリーの馬秘所をロンケーは攻め立て、同時に首を絞めることでそちらへの防御をアリーに強い、強姦には無抵抗へと追い込んでいく。 (Su06_Als) 声を漏らすまいとするが、受ける視線と大観衆に交合を見られている事実に、きゅうと膣は締まり、本能が同族の牡を受け容れて・・ (SuGM) 【観客】「おおおっ!」「闘技場の雌馬騎士がやられたぞ!」「あっさりくわえ込んでやがる、やっぱりロンケーにかかりゃ、誰でも雌馬だ!」 (SuGM) 轟きわたる、観衆の嘲り。 (Su06_Als) 【アリー】「う、か、はああっ・・!」首を絞められいっそう膣は締まり、その行為だけでびくびくと膣が震えて咥えこみ。乳房はぶるぶると揺れながら先端が尖っていることを観衆に教えてしまう「ち、ちがっ・・これは・・見るな・・!」 (Su06_Als) 必死に顔を背けようとするが紅潮し苦しみにえずきながらも尻尾を振るように腰を揺らめかせる様を見られてしまう (SuGM) 【リップ】「アリーさん!?今助け・・うぁっ、く!?」庇われたリップがアリーを助けようとするが、スライムチャリオットが牽制の触手を振り回して、近づけない。 (SuGM) 【ロンケー】「それともスライムじゃないか?・・・おらっ!けけ、首ぃ絞めながらだと締まりがいいなあ・・・もっとも、俺は優しいから、振り回して見せびらかしてたその巨乳も、遊んでやるがねっ・・・!」 (Su06_Als) 【アリー】「り、リップ・・見るな・・」ようやくに羞恥をあらわにしてせめて彼からは目を逸らそうとして「戦え・・お前の敵はそいつだ」吐き出すように口にして、笑う (SuGM) その笑顔を遮るように、ロンケーが深く雄を突きいれ、片手一本で鞭を扱い、あいた片手で、乱暴に乳房を弄ぶ。 (SuGM) 敏感な突端を指で弾き、平手で叩くように肉を潰す・・・昨晩のリップとは正反対の、荒々しい陵辱。 (Su06_Als) 【アリー】「わ、私の乳房もここも・・お前のものではない」そう言いながらも張り詰めた乳房は揺れ、先端は点を向くほどに尖り・・揉まれた乳房が掴まれるたびに仰け反るが (Su06_Als) しっかりと交合の姿勢になった馬体は逃れようにも身体がそれを赦さない (Su06_Als) 【アリー】「ひ、ひぐ・・ひんっ・・」声がいななきに変わりそうな荒々しい交合に声を漏らしかけるが、歯を噛んでそれを堪えて (Su06_Als) どうにか逃れる機会を伺うが・・「それ・・とも?」呻きながら霞む視界で (SuGM) 【ロンケー】「へえ、じゃあ・・・あの小僧のものか?」ぞくりと来るように、耳朶に吐息をかけ、軽く咬みながら・・・「それとも」の言葉をつなげて、ロンケーはアリーに囁いた。 (SuGM) 【ロンケー】「てめえらっ(ずん)奴隷と主人に化けて(ずんんっ)潜入してたよな・・・それとは別の深い仲だったか、って聞いてんだよ?スライムにケツくじられてアヘってたんじゃなくて、昨晩は、あの小僧をお前の馬尻にでも張り付かせてお楽しみでしたか(ずぱんっ!)、って、聞いてんだよ、おらっ!!(ぎちいっ!)」 (SuGM) 囁き、叫び、低め、声を荒げ・・・尋問口調と同時に、腰のテンポをガンガンと上げる。女体を屈服させ慣れた、バイコーンの獣の勢いともリップの人の優しさとも違う、魂穢すテクニック。 (Su06_Als) 【アリー】「う、あ、ああああっ!?」その刺激に、ついに尿道の上、陰毛に隠れた淫核が緩み・・意思とは裏腹に乳首が尖り、膣がぐちゃぐちゃとかき回されて (Su06_Als) ぷしゃああああっ・・!と、潮を吹きながら大観衆の前で、いや、だからこそ未知の刺激に絶頂を迎えていく・・ (Su06_Als) ぴゅ、ぴゅ、ぷしゅっ・・・!! (Su06_Als) まるで失禁したように大量の愛液を堪えていたそれが堰を切ったように溢れさせて、お漏らししていく (Su06_Als) 【アリー】「い、ひ、うぐふっ・・ううっ・・」悲鳴か嬌声かもわからない乱れた声で舌を吐き出して膣を、馬体を痙攣しながら、貫かれるたびにびくびくと震えて、手から槍が落ちかける (Su06_Als) それが徐々にすすり泣きのようにも聞こえる湿った嗚咽に変わっていく (SuGM) 【リップ】「あ、ああっ・・・・」アリーの懸命な意地と励ましに、スライムチャリオットの突撃を受け止め、戦っていたリップが・・・その絶頂を、思わず見てしまい・・・涙するが。 (SuGM) 【ロンケー】「図星、かな?」にまり、と、征服の笑みを浮かべるロンケー。 (Su06_Als) 【アリー】「ひ、うあ、ううう・・やめ、やめて・・くれ・・」みじめな姿と緩まぬ責めについに哀願するような声が漏れる (SuGM) 【ロンケー】「ところがどっこい・・・!」意図的に間を置いた (SuGM) 【ロンケー】「トドメはコイツだぜ・・・!」ずびゅうううっ!! (SuGM) 射精。 (Su06_Als) 【アリー】「あ・・ま、まさか・・?」はっと顔を上げて。同族、では間違いなく・・孕む。孕んでしまうことに気づいて身をよじり「や、やめっ。やめてぇ・・っ!?」 (Su06_Als) はじめて、怯えたような女そのものの声を漏らして・・いや、悲鳴を、上げた (SuGM) イッた直後の敏感を、更に押し上げる、陵辱の一手。 (Su06_Als) 【アリー】「あ、い、いや、いや・・っ。出てる・・男の・・!赤ちゃん・・っ」リップ相手には覚えない男に犯され、生命を注がれる恐怖。 (SuGM) 【ロンケー】「もう遅いわなぁ、濡らしてよがっておいて、出すなたあ、バッカじゃねえのか!ひゃーっひゃ!」ずぷぴうぴう、ぴう・・・ずちぐち。執念深い射精を、更に執念深くかき回して、嘲笑うロンケー。 (Su06_Als) それを満場の観衆の前で行われていることにたとえようもない恥辱と・・そして (Su06_Als) 暗い官能が身体の奥から湧き上がり淫気となっていくことを感じて・・ (Su06_Als) 【アリー】「ど、どうして・・同じだからって、こんな・・いえ・・」見られて、奴隷みたいに番ってるからっ・・? (Su06_Als) と、未知の感覚に、注がれる視線に全身を翻弄されていく・・ (SuGM) 【リップ】「っ・・・・!」アリーに恋をした少年にとっては、いかばかりの悲しみ、いかばかりの憤りか。 (SuGM) しかし、そんな己の心より・・・アリーがよほど辛いと、少年は知っているから・・・ (SuGM) 【リップ】「っう・・・!戦え!アリー!僕の敵が目の前のコイツって言ったなら!アリーの敵はそいつだっ!!!」涙を散らして、リップは叫んだ。その暗い官能を、吹き飛ばすように・・・! (SuGM) (SuGM) 第四ターン! (Su06_Als) 【アリー】「う、あ・・」その声に地面に突き立った槍にゆるゆると手が伸びて。 (Su06_Als) 乱れた髪を、汗と粘液で濡れた体のままぐったりとしながらも瞳を閉じて、集中する。 (SuGM) 【リップ】「うおああああああああっ!!!」自分とアリーを鼓舞するウォークライ。リップは、アリーも動くと信じて、突っ走るチャリオット目掛けて、轢かれる危険も恐れず自らも走る。 (Su06_Als) 言葉も紡げないまま、その声に応じるように、槍を握る手から凍気が舞い散り・・身を逸らして、背後の牡に身体を預けながら・・鞭と首の間に隙間を作り (Su06_Als) 身を捻ると、生じた相手との隙間に、交合したまま槍を旋回させて、ごく短距離でのチャージを行う・・ (Su06_Als) 【アリー】「くっあ・・!!」《アイスエッジ》《ヘビーアタック》《ファイナルストライク》! (SuGM) 【ロンケー】「っ、てめっ・・・!?」咄嗟に逃げようとするロンケーだが、遅きに失した。 (Su06_Als) ロンケーに一撃を加える。 (Su06_Als) 7d6+1d6+13 (kuda-dice) Su06_Als - 7D6+1D6+13 = [3,6,6,3,5,5,6]+[5]+13 = 52 (Su06_Als) おわあ (SuGM) 【リップ】「りゃあああああああっ!!!」同時にリップがチャリオットに跳躍、荷台のスライム目掛けて、体ごとサーベルをぶつけるっ・・・!」 (SuGM) 2d6+4 (kuda-dice) SuGM - 2D6+4 = [1,2]+4 = 7 (SuGM) 【ロンケー】「グふぁああああああっ・・・!?」零距離の氷結地獄。槍と氷に、貫かれたロンケーは空中で1回転するほど吹き飛んで、血を撒き散らしながら逆さに地面にたたきつけられた。 (SuGM) 【スライムチャリオット】「・・・・・・~~~!?」声にならない悲鳴をあげ、核を両断されたスライムチャリオットが、でろりと形を失って地面にぶちまけられた。 *SuGM topic [アリー(6)グリプス(6)]放っておいてもダメージは出せない両トラップはどのみちいずれそうなるので突破済みとします (Su06_Als) 【アリー】「・・っ、はあ・・う・・」直腸に産み付けられたままの卵がうごめくのを感じながら・・ (Su06_Als) 【アリー】「ふ、っうう・・!」気張りながらまるで排泄するように卵をぼと、ぼとと産み落とすが・・ (Su06_Als) ためらわずにひり出されるそれを、後足の蹄で踏み潰しながらリップに駆け寄り・・《祝福の聖水》を浴びて己を清めて (Su06_Als) 【アリー】「ロンケーは死んだ!抵抗すればあたら命を落とすぞ!」槍を掲げて、仲間に、奴隷に知らせるように嘶きではなく、乳房をさらけ出し、精液を漏らして・・穢れた姿のままで、だが戦賦のように宣言する (SuGM) 【観客】「ひえっ・・・ま、負けた!?」「逃げ・・・!」最大の焦点の一つだった闘技場での戦いの結果に、恐れをなす客ども。 (SuGM) 【フェルメール騎士】「アリーがやったぞ、続けーっ!」勢いを増し、生き残りの幹部を追い詰める仲間たち。 (SuGM) 【奴隷】「え、た、助かるの・・・!?」「す、凄い、あの人、あんなにボロボロになっても・・・勝、っちゃった・・・!」未だ信じられない様子だが、徐々に開放を実感する奴隷たち (SuGM) 【幹部】「あわわっ、もはやこれまでか・・・!?」打つ手を無くした、「ネメシス」幹部たち。 (Su06_Als) 【アリー】「・・大丈夫か、リップ」それを見届けると、膝を突きかけて (SuGM) 【リップ】「アリー、さんこそっ・・・」彼も、アリーに駆け寄ってきていた。 (SuGM) 潤んだ瞳で、支えるように、疲れたアリーの身体をひしと抱きとめる。・・・体格差があるので、しがみついてるようにも見えてしまうのだが、本人は必死だ。 (Su06_Als) 【アリー】「ああ。おかげでな・・うっ」短時間に受けた責め苦とダメージで、そのまま支えられ・・かけるがどうにか四肢を踏みしめて (Su06_Als) 【アリー】「あとは任せよう。まだ仕事は残っているんだが・・」どうにも、疲れたよ、と微笑して (Su06_Als) 並んでコロッセオを奴隷たちを先導するように歩き出す (SuGM) 【リップ】「はい・・・リップさん。」よりそうようにして、リップは共に歩み・・・ともに微笑みます、アリーのために。 (SuGM) (SuGM) かくて、エンディアからの奴隷解放と犯罪組織の壊滅、という、フェルメールでも前代未聞の大作戦は成功を収めた。 (SuGM) しかし、アリーとリップはまだ、知らない。 (SuGM) あるいは捕縛され、あるいは討たれた、「ネメシス」の幹部たち・・・ (SuGM) 彼らの身体にすら、グリフォンの焼印が押されていたという事実を。 (SuGM) 真実の闇は今一段深く・・・全ての根源が、これからアリーに立ちはだかることを。 (SuGM) そしてその戦いで待つものを・・・二人はまだ、知らなかった。 (SuGM) HCランドリューフ戦記「グリフォンの競売競技場」完。 (SuGM) しかし、戦いはまだ、続く。
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登録日:2019/10/09 Wed 4 47 54 更新日:2024/03/12 Tue 06 49 54NEW! 所要時間:約 24分で読めます ▽タグ一覧 THE BIG SLEEP アメリカ オサレ ノワール ハンフリー・ボガート ハードボイルド ハードボイルド小説 ハードボイルド探偵 フィリップ・マーロウ フィルム・ノワール フランク・ミラー ブレードランナー マーロウシリーズ ミステリー レイモンド・チャンドラー 三つ数えろ 不朽の名作 世界三大ハードボイルド探偵 原点にして頂点 双葉十三郎 名作 大いなる眠り 大藪春彦 探偵 撃っていいのは撃たれる覚悟がある奴だけだぜ 村上春樹 漢の義務教育 男の美学 白黒映画 私立探偵 長編 私立探偵フィリップ・マーロウ 三十三歳。独身。 ロサンジェルス地方検事局元捜査員。 部屋半のオフィスをダウンタウンに構え、 命令への不服従にはいささか 実績のある男 THE BIG SLEEP(大いなる眠り) 【概要】 【あらすじ】 【登場人物】 【ストーリー】 【解説】◆執筆経緯 ◆本作の評価 ◆ハードボイルド探偵として ◆撃っていいのは撃たれる覚悟がある奴だけだぜ 【概要】 『大いなる眠り』とは1939年に出版された探偵小説。著者はレイモンド・チャンドラー。 チャンドラーの代表作とも言えるフィリップ・マーロウシリーズの記念すべき第一作である。 そしてサム・スペードやリュウ・アーチャーに並ぶ世界三大ハードボイルド探偵の1人であるフィリップ・マーロウの初登場作品。 20世紀前期のアメリカを舞台に私立探偵フィリップ・マーロウが裏社会に立ち向かっていくストーリー。 金、女、酒、暴力、ドラッグと退廃的な作風が特徴。 まあハードボイルドってそういうものだけど。 マーロウのハードボイルドに徹したキャラクター性は評価が高く、現在に至るまで世界中で高い人気を誇る。 ある意味シャーロック・ホームズと対をなす探偵小説と言える。 ちなみに「撃っていいのは撃たれる覚悟がある奴だけだぜ」はこの作品が元ネタ。……一応(後述)。 【あらすじ】 十月半ばのある日、ほどなく雨の降りだしそうな正午前、マーロウはスターンウッド将軍の邸宅に訪れた。将軍は、娘のカーメンが非合法の賭場でつくった借金をネタに、ガイガーなる男に金を要求されていたのだ。 マーロウは話をつけると約束して、さっそくガイガーの経営する書店を調べ始める。「稀覯本や特装本」販売との看板とは裏腹に、何やらいかがわしいビジネスが行われている様子だ。やがて姿を現したガイガーを尾行し、その自宅を突き止めたものの、マーロウが周囲を調べている間に、屋敷に三発の銃声が轟いた―― (早川書房版『大いなる眠り』より引用) 【登場人物】 ◆フィリップ・マーロウ 本作の主人公。某魔少年の名前の元ネタにして、おやっさん曰く「男の中の男」。 元は地方検事局で捜査官をしていたが、命令違反で免職となりロサンゼルスで私立探偵を開業した。 トレンチコートと帽子がトレードマークの長身イケメンであるらしい。 金や女に流されず常に自分のポリシーを貫こうとし、悪には屈しないというダンディな正義漢。さらに女性には紳士的でどんな事態にも動じない落ち着いた姿勢から、作品内外多くの人間から高い人気を博している。 というかマーロウシリーズの人気の9割は彼によるもの。 何気にハイスペックでありかなり文武両道。特に運動能力が高く、不意打ちでも食らわない限り喧嘩では負け知らず。この頭脳ではなく肉体で事件を解決する彼の姿勢はハードボイルド探偵の元祖となった(正確にはサム・スペードが先だが)。 片付けだけは苦手でありいつも散らかっている。本人曰く「海辺のテント暮らしよりはマシだろう」とのこと。 今作のマーロウは意外と茶目っ気があったり、美女の生足を眺めて喜んでいたりと次作以降のマーロウと比べるとやややんちゃで若々しい。 鳴海荘吉のようなクールガイよりかは冴羽リョウやコブラのような気さくなおじさまという感じ。 ◆ガイ・スターンウッド 依頼人。通称将軍。 昔は名のある将軍であったが現在はもう老いぼれたおじいさんである。もう寿命があとわずかであることも自覚しているらしい。 2人のやんちゃな娘の行く末だけが心残り。 ◆ヴィヴィアン 将軍の娘。ヒロインその1。 マーロウシリーズおなじみのお嬢様ヒロイン。妹に比べるとまだマトモだが、彼女も彼女で大のギャンブル好きだったり、裏社会と繋がっていたりとかなりやんちゃな娘である。 ◆カーメン 将軍の娘。ヒロインその2。 マーロウシリーズおなじみの(ry。ある意味今回の元凶。精神年齢がやたらと低く、子供のような無邪気な言動が目立つ女性。その癖出会った男性をすぐ誘惑しようと考えるセックス大好きのビッチでもある。 そして本作を代表する屈指のキ〇ガイでもある。 ◆ラスティ・リーガン ヴィヴィアンの夫。現在は失踪していて行方がつかめていない。元酒の密売者(*1)。 ◆エディ・マーズ ヤクザ。違法カジノを取り仕切っているその筋の人。 ◆ガイガー 将軍を強請る手紙を送っていた張本人。普段は書店を経営している。 ◆キャロル・ランドグレン ガイガーの同居人。ゲイ。 ◆オーエン・テイラー スターンウッド家お抱えの運転手。海辺で変死体として見つかる。 ある意味本作で最も謎な人。 ◆ジョー・ブロディー マーズの子分のひとり。強請りのプロフェッショナルであり、以前にも将軍を強請っていた。 ◆ハリー・ジョーンズ マーズの子分。一応それなりの役割はあるのだが登場時間が短すぎて登場人物欄に載れなかった人。 ◆モナ エディー・マーズの妻。現在失踪中。 ◆ラッシュ・カニーノ マーズの用心棒兼殺し屋。ある意味本作のラスボス。 ◆バーニー・オールズ マーロウの元上司。規則を無視する元部下に手を焼く、検事局所属のベテラン刑事。 優秀な警官だが社会の腐敗ぶりには思うところがあるようで、警官としての規律と正義感との狭間で葛藤する本シリーズの名脇役。そんな彼にとってマーロウは、厄介者には違いないものの憎みきれない存在であるらしく、丁々発止のやりとりを繰り広げつつもなんだかんだで協力しあっている。 続編において身元保証人を引き受けているあたりからも、彼のマーロウに対して抱いた複雑な感情が窺える。 続編『さらば愛しき女よ』『高い窓』に名前のみ登場した後、シリーズ最高傑作と名高い『長いお別れ』(=『ロング・グッドバイ』)にて満を持して再登場。その際にはロス警察の殺人課に出向していた。 他、ロバート・B・パーカーがチャンドラー没後に引き継いだシリーズ第八作『プードル・スプリングス物語』にも登場。 【ストーリー】 10月のある日、マーロウはガイ・スターンウッドという資産家に呼び出された。 最近次女であるカーメンが賭場で借金をしてしまったらしい。それについての請求書が届いた。違法ギャンブルなので当然払う必要はないのだが、スターンウッド家としては表ざたにしたくない。 そこで何とか秘密裏に解決するために彼に白羽の矢が立ったのだった。マーロウは1日25ドルの契約金で了承する(*2)。 話が終わり、屋敷から出ようとするとマーロウは2人の娘に出会った。 1人目は話題の人物であるカーメン。彼女はマーロウにからかうような誘惑するような話し方をし、挙句の果てに抱き着こうとしてくるという変わった娘だった。 2人目は長女のヴィヴィアン。最近夫のリーガンが失踪してしまい、彼女だけでなく将軍も心配しているらしい。 マーロウはリーガンの失踪に僅かな疑問を抱きながらも屋敷を後にする。 マーロウがまず向かったのはカーメンを強請っているというガイガーの経営する書店だった。しかしガイガー本人はちょうど不在だった。 しかしマーロウはその書店が「稀覯本や特装本」の専門店であるにもかかわらず、店員が存在しないはずの書籍を必死に探す姿を見て、裏に何かがあることを確信する。 ……そして調査の結果その書店は高級猥褻本の貸し出し図書館、つまり裏社会につながりがあるかもしれない店であるらしい。 その夜、ガイガーの隠れ家を見つけたマーロウは周辺を探っていた。 するとそこになんとカーメンが現れ、ガイガーの家の中に入って行った。そしてその直後、閃光が走り、さらに銃声が轟いた。 マーロウが急いで部屋に入ると、絶命したガイガーと、麻薬の影響か明らかに正気を失ったカーメンが全裸で佇んでいた(*3)。 カーメンを屋敷に送り、ガイガーの家に戻ってきたマーロウ。しかし何故かガイガーの死体は消えていた。その夜、事務所に調査員時代からの友人であるバーニーが訪れる。海辺で死体が見つかったのだが、なんと被害者であるオーエン・テイラーはスターンウッド家お抱えの運転手であるらしい。 スターンウッド家を強請っていたガイガーと、スターンウッド家の運転手の死にマーロウは何とも言えない違和感を感じ取るのだった。 翌朝、事務所に出勤したマーロウを待っていたのはヴィヴィアンだった。今度は彼女のもとに脅迫状が届いたらしい。ガイガーの家でのカーメンの裸体は隠しカメラによって撮影されており、 公表されたくなければ5000ドルを払うように言われたとのこと。マーロウは片手間にだがその件も調査することを約束する。 三度ガイガーの家に訪れ、調査をしているとそこに明らかにガラの悪そうな男たちが現れる。リーダー格の名はエディー・マーズ。ガイガーの上司であり、カーメンが脅迫されることになった違法カジノの経営者であるらしい。 ガイガーが行方不明という状況に一触即発の事態になりかけるが、マーロウの話術で何とか場をしのぐ。そしてカーメンの裸体のフィルムの所有者かもしれない強請り屋である、ジョー・ブロディーの存在を知る。 ブロディーと対面するマーロウだが当然のようにしらばっくれられてしまう。 マーロウは挑発の意味も込め、彼なりにあの夜何があったのかを推理する。 まずガイガーを殺害したのはテイラーである。写真を撮影しようともくろんだのはガイガー。そしてマーズの関係者であるブロディーがドサクサにまぎれて写真を奪いヴィヴィアンを脅迫したのである。マーロウはそう推理した。ただ、今のところ死体を誰が隠したのかは分からない。 根負けしたのかブロディーは暗に自分が脅迫犯であると認め、写真を返そうとアパートの中に入る。しかしマーロウが玄関で待っていると中から銃声が聞こえてきた。 マーロウが駆け付けた時にはもうブロディーは死んでいた。人死に過ぎである。……しかし今回はガイガーの時とは違うものがあった。 まだ犯人が残っていたのである。 犯人の青年はキャロル・ランドグレン。ガイガーの同居人であり、恋人(どうも彼らはゲイらしい)。ブロディーがガイガーを殺したと思い込んでおり、敵討ちに彼を射殺したのだった。 ……そしてガイガーの遺体を隠したのも彼の仕業だった。 最初の脅迫者ガイガーは昨日死んで、新たな脅迫者ブロディーが今日死んだ。事件は終わったと小切手を渡すヴィヴィアンにマーロウは納得していない。 彼は2人の脅迫者を殺した黒幕はマーズと睨んでおり、事件を決着させたいスターンウッド家が地方検事にかけた圧力をかわし、マーズとカジノで会う約束を取り付ける。 カジノでの2人の会話はどこか噛み合わなかった。話していくうちにマーロウはその理由を理解する。マーズはマーロウの調査内容を、リーガンが駆け落ちした相手を探しているものであると思い込んでいたのだ。マーロウにとっては駆け落ちの話はほぼ初耳である。 エディはせっかくだから遊んで行けと言う。カジノにはヴィヴィアンが来ているという。ヴィヴィアンはエディのカジノの上客だ。賭け事は断ったものの、マーロウは賭場に足を踏み入れる。そこには無謀な賭け方でルーレットに興じるヴィヴィアンがいた。 カジノを去ろうとするマーロウだったが、エディの手下がヴィヴィアンから先ほど儲けた金を脅し取る場面に遭遇し、ヴィヴィアンを助ける。彼女はマーズに何か弱みを握られているらしい。 屋敷へ送り届ける道で、マーロウはヴィヴィアンから事情を聞き出そうとする。ヴィヴィアンははぐらかすためにマーロウを誘惑するが、彼は軽いキスだけで済まし「私はそういうことをするために雇われたのではない」と切り捨てるのだった。 また次の日の朝。事務所に出勤したマーロウを待っていたのは全裸のカーメンだった。それにしても似たもの姉妹だな。 カーメンは何か用があって事務所に来たわけではない。ただマーロウを誘惑したくて、わざわざここまで来たのだった。本当に似た姉妹である。 だがマーロウがそれに応じるはずもなく、むしろ自身の聖地である事務所に全裸で待っていたカーメンにキレて追い出すのだった。 その後の調査中、ハリー・ジョーンズと名乗る男が事務所を訪れた。マーロウをここ数日尾行していた男だ。彼はガイガーのシノギを横取りしようとして死んだブロディーと、そのパートナーだったアグネスの仲間だった。彼はマーズがリーガンを殺した、そして重要な証人の居場所を金次第で教えると言う。 リーガンにはモナという恋人がいたが、マーズが金と暴力に物を言わせて無理矢理モナと結婚した。リーガンはモナと駆け落ちし、今は行方を眩ませている事になっているが、実際はエディの手下であるカニーノ一味に軟禁されているのだという。その居場所を、アグネスが知っている。 興味を持つと同時にハリーを気に入ったマーロウはスターンウッド将軍から支払われた報酬の一部をハリーに支払うことにした。 しかしハリーが指定した場所にやってきたマーロウは、ハリーがカニーノに消される所を目撃する。そして情報を持っているアグネスにも危険が迫っている事を知る。 マーロウはアグネスと接触し、ハリーに渡すはずだった金を渡す。そして逃げるように忠告した。 モナの居場所は山奥の工場。同時にカニーノたちのアジトだった。マーロウは旅人を装ってアジトに潜入するが、正体がバレていたらしく不意打ちを食らって気絶してしまう。 マーロウが目を覚ますと倉庫で縛られており、傍らには銀髪の女性がいた。彼女こそがモナであるらしい。マーロウは彼女のプラチナのかつらを見て「銀色の髪(シルバー・ウィグ)」と呼ぶ。 彼女は良心的な人物であるらしく、マーロウが逃げる手伝いをしてくれた。自分の手助けをした以上、いっしょに逃げないと危険だというマーロウだが、彼女は断り続けた。 彼女が言うには自分とマーズは愛し合っているので逃げる必要はないらしい。ドンマイリーガン。 マーロウは彼女の顔に柔らかくキスをすると、倉庫から出ていった。 その後生かしておいては危険であると、マーロウはカニーノとの再戦に臨む。実は彼はマーズ直属の殺し屋であるため、ただ戦ったのではではマーロウの方が分は悪い。 しかし自身のフェイクを用意するという奇策によってカニーノは銃殺されるのだった(初期とはいえかなり珍しいマーロウの発砲&殺害シーン)。 その次の日、マーロウは将軍に呼び出されていた。依頼もしていないリーガンの捜索を勝手にやっていたことに難色を示したのだった。 しかしマーロウは「自分も実はリーガンに騙されているかもしれない」という不安を抱いていた将軍の心中を当てることで信頼を得る。 結局リーガン捜索を正式な依頼として受け取るのだった。 将軍との話も終わり、帰ろうとしたマーロウは庭でカーメンと出会う。銃を取り上げたままであることを思い出し、返却するマーロウだがそこでカーメンはいきなり「銃の撃ち方を教えてほしい」と言い出した。渋るマーロウだが、カーメンは敷地内にちょうどいい油井があるとして強引に連れて行った。 油井で銃を手に取るカーメン。すると彼女は唐突に豹変する。 カーメンはいきなりマーロウに対して発砲を始める。 銃弾は5発。しかしマーロウはそれを見越しており銃弾を全て空砲にしていた。 撃ち終えたカーメンは正気を取り戻すが、発砲中の記憶は全て抜け落ちていた。 それから少ししてマーロウはヴィヴィアンに呼び出されていた。お互いカーメンについて話があった。 マーロウは残酷な真実を告げる。カーメンは心の病気を患っていると。精神が狂気に蝕まれており、銃を持つと人に向かって発砲したくなってしまうのだ。銃の撃ち方を教えようとしたときに唐突に豹変したのもそのためだった。 さらにマーロウはそれを踏まえて今回の事件の推理を始める。 まずすべての発端として、リーガンは失踪したのではなく、殺害された。そしてリーガンを殺したのはカーメンだった。カーメンはリーガンを誘惑していた。そして銃の撃ち方をカーメンに請われ、リーガンは油井で教えようとする。しかしマーロウの時と同じくカーメンは発狂する。そして狂気のままに発砲しリーガンを射殺し、油井に埋めた。 それにまず知ったのはヴィヴィアンだった。彼女はこの事実を隠蔽できないかとマーズに相談する。それをネタに将軍を脅迫できると考えたマーズは了承。手下のガイガーを使ってまずは将軍がどの程度真実を知っているか、というジャブをかけるつもりで脅迫状を送ったのだった(そして事件のことを一切知らない将軍はマーロウに相談した。これが冒頭の場面)。 さらにマーズは「リーガンはすでに死んでいる」と世間に考えさせないために、あえてモナを隠れ家に連れ込んだ。そうすることで「リーガンはモナと駆け落ちして雲隠れした」と思わせられる。 ヴィヴィアンがこの真実を隠蔽したがったのは死期の迫る父に伝えるわけにはいかないと考えたからだった。 マーロウはカーメンを3日以内にどこか遠くの土地に隔離するように説得する。それをやらないつもりであればすべての真実を警察に話すと。 そしてヴィヴィアンにマーズのことはこちらでなんとかする、そして将軍にはリーガンは見つからなかったと言うと約束し、スターンウッド邸を去った。 【解説】 ◆執筆経緯 チャンドラーが小説執筆を始めたのは40代半ばのころ。中年に差し掛かった彼が創作を始めたのは単純に金が無かったからだった。大恐慌の影響や女性関係のイザコザのせいで安定した職もなく、明日も見えぬチャンドラーには小説でも書いて一発当てるくらいしか道は残されていなかった。 チャンドラーがまず手を出したのはパルプマガジンだった。パルプフィクションとも呼ばれ成田良悟とかでお馴染みのアレ。安物の合成紙を使った低額な雑誌である。 ほぼ素人でもデビューできるということもあり彼にはうってつけだった。 実際チャンドラーにはそれなりの才能があったのか、すぐに評判もよくパルプマガジンの花形作家になったらしい。 しかしチャンドラーは売れたら売れたでまた新しい問題に悩むことになる。 雑誌の仕組み上、小説家としての腕が上がり創作意欲が高まったとしても、それはパルプマガジンに受け入れられないため書くことが許されなかったのだ。 パルプマガジンは言ってしまえば当時の文学界のアングラであったため、小説家側にはかなりの制約が課せられた。 まず原稿料がとんでもなく安い。その上それなりに早いペースで書けない作家はすぐに打ち切りを食らってしまう。作家は前述の通りほぼ独学のアマチュアがほとんどだったため文句を言える立場でもない。 内容面でも制限がかけられていた。テーマはミステリー、SF、ホラーなど(当時としては)娯楽性の高いもののみに限定され、情景描写や心理描写など複雑なものは入れられず、結末も分かりやすくなければならない。要するに安易だが分かりやすいエンタメものしか書けなかった。さらに筋もテンプレなものが推奨され、あまりに外れたものは編集者から大幅な修正を強制される。 まあ現代で言うと某大手WEB小説サイトをさらに世紀末にしたようなものである。 その制約に苦しんだチャンドラーは結局、自身の作風そのままにのびのびと執筆を出来る文学界に飛び出すことになる(*4)。 そうして1939年、チャンドラー51歳にしてマーロウシリーズの第一作「大いなる眠り」が発刊された。ちなみにチャンドラーはほぼ3か月で本作を完成させている。パルプマガジン時代の筆の速さがものを言ったというのもあるだろうが、実は「大いなる眠り」は彼が前から書いていた短編小説の筋を引用しているところが多々ある。 過去作の組み合わせではあるが、それでいて今までのチャンドラー小説に無いものは奥行きだ。パルプマガジン時代には「制約」により書けなかったであろう、洒落た表現や何よりマーロウのハードボイルドさをはじめとした個性的なキャラクターがふんだんにえがかれている。 つまり「大いなる眠り」は、今まで書きたいものを書けなかったフラストレーションを存分に発散できた一作ということになる。 そりゃ楽しくて筆なんていくらでも進んだだろう。 このような経緯から生まれたのが世界でもっとも有名なハードボイルド小説の一角である「大いなる眠り」である。 ◆本作の評価 筋の破綻や矛盾がそこそこあると言われている。 これに関してはチャンドラー大好きの村上春樹含めた大体の読者が認めている。 筋は上で書いたように「入り組んでいる」と言えば聞こえがいいが、ただグダグダなだけであるとも言える。 特に言われているのは 事件が絡み過ぎてどれが主軸であるのかわかりにくい。 ラストでまとめようとしているが事件同士の結びつきが薄く、とってつけたような印象がある カーメンが狂人であることは早い段階から明かされていたが、それでも「銃を持つと撃ちたくなる」は唐突ではないか 割と唐突にヒロインみたいなポジションになったモナ(*5) マーズがラスボスっぽく振舞っているが、発端から見直していくとそこまで事件の中心人物というわけではない(*6) 一応殺人犯であるはずのランドグレンと、殺人被害者であるテイラーが正直端役でしかない。 というかテイラーってなんで死んだの? テイラーの死について本作の映画化にあたったハワード・ホークスがチャンドラー本人に電報を打ったところ「私は知らない」と帰ってきたという逸話がある。おいおい…… その映画で主演を務めたハンフリー・ボガートが公園でボートを漕いでいる時に「運転手はどうなったの?」と聞かれた際、誰に言うともなく「俺だって知らねえよ」と漏らしたとも言われる。 全体的にプロットの詰めが甘く、若干行き当たりばったりな所は否めない。 ではこの作品のどこに面白さがあるかと言われれば、言い回しのオサレさとマーロウのキャラクター性である。 まず本作は文体が面白い。文体は後述のハードボイルド小説をしっかりやっているわけでもないが、それでも淡々とした文体は評価が高い。描写も生き生きとしており、飾り気のない文体ながらも風景の奥行きが伝わる文章は読んでいて楽しいものがある。 また要所要所でのクスリと笑える洒落の利いた文章もあり、このオサレさを直に楽しみたいからとわざわざ英語を学ぶ者がいるくらいである。 そしてもうひとつがマーロウのハードボイルドなキャラクター性である。 村上春樹曰く「ロサンジェルスのダークサイドを歩く、シニカルで優しい孤独の騎士」。 冷静沈着だが、困っている人間には手を差し伸べ、曲げることない正義のポリシーを持った男。このキャラクター性はアメリカのヒーロー、もしくは全く新しい探偵像として今なお世界中で人気を誇っている。 というかおやっさんや翔太郎も認める男の中の男である。 間違いなく本作の面白さはフィリップ・マーロウ自身によるところが大きいだろう。 つまり本作の評価としてはストーリーとしてはガバガバな部分が多いが、素晴らしい言い回しのオサレさとキャラクターの魅力という面白さが上回っているというところだろう。 ◆ハードボイルド探偵として さてこんな経緯で生まれたフィリップ・マーロウであるが彼はサム・スペードやリュウ・アーチャーに並ぶハードボイルド探偵の御三家と呼ばれることになる。 ここではハードボイルド探偵というジャンルについて解説しよう。 ちなみに「ハードボイルド」「ハードボイルド探偵」「ハードボイルド小説」は意味がかなり被っているが一応3つとも別の言葉である。 定義としては「ホームズのような思索を巡らせる探偵ではなく、行動し自らの肉体で事件を解決する探偵」というようなものである。 ストーリーを見れば分かる通りマーロウは基本的に殆ど推理をしない。自分の足で稼ぎ、時にはチンピラとの戦いに勝利し堅実に情報を集めていく。 そして集めた情報を基にして真実を導き出すだけである。 これがチャンドラーのつくった今までにない新たな探偵像だった。 要するにハードボイルド探偵というジャンルは複雑なトリックを解くのを楽しむというわけではなく、探偵役の派手なアクションやかっこいいキャラクター性を楽しむものであるということ。 飽くまで「ミステリー」というのは枠組みに過ぎず、フィリップ・マーロウのアクションによるかっこよさが「大いなる眠り」の醍醐味であり魅力なのである。 その上で「ハードボイルド」と「ハードボイルド小説」の意味やつながりを説明しよう。 「ハードボイルド」の意味は「感傷や恐怖などの感情に流されない、冷酷非情、精神的・肉体的に強靭、妥協しないなどの人間の性格」である。つまりおやっさんとか次元みたいな人のことを指す。 そして前述の通り生き様を楽しむのがハードボイルド探偵だがこの時代のかっこよさとはやはりこのハードボイルドな男が主流であった。ちなみに源流は西部劇のガンマンらしい。 もうひとつ「ハードボイルド小説」の意味は「感情を交えず淡々とした文体をもつ小説」のこと。有名どころと言えばやはりアーネスト・ヘミングウェイの『殺し屋』だろう。この作品の地の文は誰かの視点に寄り添ったり考察的なことを述べたりせず、まるで物語内にあるカメラから撮った映像をそのまま文にしたかのように淡々としている。ようするにハードボイルドな文体ということ。 ハードボイルド探偵御三家の「マルタの鷹」はまるで報告書のように淡々とした文体である。 このように「ハードボイルド」「ハードボイルド探偵」「ハードボイルド小説」の3つの言葉は意味が被るところが多い、 と言うよりも「ハードボイルド探偵」から派生して2つの言葉が誕生したと言えるだろう(ハードボイルドとハードボイルド探偵は卵が先か鶏が先かなところがあるが)。 余談だがハードボイルド探偵は社会派ミステリーの先駆けではないかという考察がある。 社会派ミステリーというのは「トリックを使うなんてリアリティがない」というミステリーであればどうしても発生しうる問題に対して、動機や人間関係を主軸にして対処したタイプの作品のこと。 これに対しハードボイルド探偵というのは前述の通りトリックは重視されておらず、作品としても人間関係を扱ったものが多い。また探偵役の生き様を魅せる作品である以上トリックは複雑にしなくてもよく、簡易的なものであるためリアリティを保ちやすい。 またマーロウ自身「大いなる眠り」の中で以下のような発言をしている。 私はシャーロック・ホームズでもないし、ファイロ・ヴァンズでもありません。警察がすでに調べ終えた場所に行って、壊れたペン先を見つけて、そこから事件をするすると解決するなんて芸当はとてもできません。そんな具合に仕事をする探偵が職業として実在すると、もし考えておられるなら、それはあなたが警官のことをあまりよくご存じないからです。もし仮に警察が何かを見落とすとしても、その手のものは見落としません。本腰を入れて仕事をすることが許されるなら彼らが見落としをするようなことはそうそうないはずです。しかしもし彼らが見落としをするとなれば、それはもっとあいまいで、とらえどころのない物事についてです。 この「あいまいで、とらえどころのない物事」ことがマーロウたちの立ち向かうべき部分であり、それがハードボイルド探偵に出来ることなのである。 ◆撃っていいのは撃たれる覚悟がある奴だけだぜ ルルーシュ・ランペルージや鳴海荘吉で有名なこの台詞。これの元ネタはマーロウの言葉。 まずこの台詞がどこにあったかというと、上のストーリーで言えばマーロウがカーメンに銃を返したところでした忠告の言葉ということになる。 原文はこうなっている。 「don't shoot it at people, unless you get to be a better shot. Remember?」 さて、これを読んで勘の良いものは気が付いただろう。 「原文と訳文、全く意味違くない?」と。 そう実は「撃っていいのは撃たれる覚悟がある奴だけだぜ」という言葉は誤訳である(最大限好意的に解釈すればかなり意訳を含んだ言葉と言えなくもない、程度)。 ざっくり直訳すると「うまく撃てるようになるまでは人に向かって撃つな」ということになる。 実際に、双葉十三郎版では「もっと腕前が上がるまで、ひとさまに射っちゃいけないぜ。いいかい?」と訳され、 村上春樹版では「ただしもっと射撃がうまくなるまで、人を撃つのは控えた方がいい。それが忠告だ。覚えたかい?」と訳されている。 要するに原文では「技量」について言及していたのに対し、こちらは「覚悟」について言及している。 その上で「技量」と「覚悟」どちらが物語的に正しいかと言えば「技量」である。 というのも上述の通りこの後発狂したカーメンはマーロウに対して発砲するが、「技量」が無かったために渡された銃が全て空砲であることに気が付けなかった。 マーロウはこの事態を見越して皮肉として言っていたのでやっぱり「技量」が正しいことになる。 「撃っていいのは~」という訳が登場したと言われているのは「大いなる眠り」の初の映像化作品「三つ数えろ」の日本語版字幕であるという文章が長らく当wikiにも記載されていたが、実際は原作で該当するシーンが映画に存在しないため「三つ数えろ」にも当該訳は出てこず、出典ははっきりしていない。 当該訳がどこからきたものなのか、そして誤訳なのか、あるいはかなり強めの意訳なのかは今はもうわからないが、 良いか悪いかは置いておいて、オサレでかっこいい。それがこの言葉の全てだろう。撃たれる覚悟が無ければ撃ってはいけない台詞、かなりのセンスが無ければ思いつかない。とにかくかっこいいのだ。 そして何より訳としては他の翻訳家のものではなく「撃っていいのは~」が一番有名であるというのも事実である。 いったん死んでしまえば、自分がどこに横たわっていようが、気にすることはない。汚い沼の底であろうが、小高い丘に建つ大理石の塔の中であろうが、何の変わりがあるのだろう? 死者は大いなる眠りの中にいるわけだから、そんなこといちいち気に病む必要はない。石油や水も、死者にとっては空気や風と変わりない。ただ大いなる眠りに包まれているだけだ。 どんなに汚れた死に方をしようが、どんなに汚れたところに倒れていようが、知ったことではない。この私と言えば、今ではその汚れの一部となっている。ラスティー・リーガンよりももっと深く、その一部と化している。 しかしあの老人がそうなる必要はない。彼には天蓋付きベッドに、静かに横になっていてもらおう。その血の気のない両手はシーツの上で組まれ、ただ時が来るのを待っている。彼の心臓は短く不正確なつぶやきだ。彼の考えは灰のように色を失っている。ほどなく彼もまた、ラスティー・リーガンと同じ、大いなる眠り(THE BIG SLEEP)に包まれるだろう。 ダウンタウンに向かう途中、バーによってスコッチをダブルで飲んだ。酒は助けにならなかった。それはシルバーウィグのことを私に思い出させただけだった。そのあと彼女には一度も会っていない。 追記・修正はハードボイルドにお願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] うーんやっぱカッコいいなぁ -- 名無しさん (2019-10-09 10 31 22) これはハードボイルドな良い項目だあ(うっとり) -- 名無しさん (2019-10-09 10 41 07) 結構ミスが有るな。編集します -- 名無しさん (2019-10-09 10 50 57) 編集終わりました。マーズのミスは最初気づかなかった -- 名無しさん (2019-10-09 11 29 28) ↑ありがとうございます。 -- 名無しさん (2019-10-09 11 54 25) 「撃っていいのは~」の訳は風と共に去りぬの「明日は明日の風が吹く」の訳みたいなもんか。あれも原文を忠実に訳したら「明日という日がある」だけど訳は訳でセンスがあるから好意的な意見も多い -- 名無しさん (2019-10-09 18 08 36) 多少翻訳が間違ってもカッコイイから許される。本編と同じように -- 名無しさん (2019-10-10 00 06 56) 本来の探偵の仕事ってこっちだよね。シャーロックが異端で有名過ぎるだけで -- 名無しさん (2019-10-10 02 18 03) 契約料が日本円で1日125万ってあるけど、先に円換算しても今と相場が違いすぎるからドルベースで物価考えたほうが良さそう。そしたら5 万円弱になるみたいだよ -- 名無しさん (2019-10-10 23 21 07) 一応当時の1円=今の2万円として計算したんですけどそういう変換方法もありますね -- 名無しさん (2019-10-11 10 08 39) マーロウの部分が充実してるから、マーロウの独自項目を作ってもいいような気がする -- 名無しさん (2019-10-26 10 18 42) 確か、ギアスやライダーWの他にも、『撃っていいのは~』って言葉を使ってた作品があった気がするんだけどなぁ……。なんだったっけ……。 -- 名無しさん (2021-01-01 18 50 47) ↑微妙に違うけど似たニュアンスの言葉ならジョジョ5部のジョルノが言ってた「あなた…『覚悟して来てる人』…………ですよね 。人を「始末」しようとするって事は 逆に「始末」されるかもしれないという危険を常に『覚悟して来ている人』ってわけですよね…」じゃね? -- 名無しさん (2021-01-01 19 06 15) 最後は「追記していいのは修正される覚悟のある奴だけだぜ」 -- 名無しさん (2023-01-27 23 45 06) 連投すまん ↑でシメるのかと思ったら違ってた -- 名無しさん (2023-01-27 23 46 15) 名前 コメント
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